海外IT動向ウォッチング 2015年4月~9月(第16回)

リアルタイムに攻撃が見える!サイバー攻撃マップ

2015.08.03 Mon連載バックナンバー

 サイバー攻撃は地球の裏側からでもリアルタムにやって来ます。その様子は、なかなかイメージしにくいものですが、分かりやすく「見える化」してくれる「サイバー攻撃マップ」というものがあります。セキュリティベンダーなどが公開しているもので、これらを見ると、サイバー攻撃が日常のものである現実を実感できます。

 

まるで戦争ゲーム?

 米ニューズウィークは「Real-Time Cyber-Attack Map Shows Scope of Global Cyber War(グローバルのサイバー戦争を映し出すリアルタイムサイバー攻撃マップ)」として、米Norse社の「Norse Attack Map」を取り上げています。ご覧の通り、国を超えてグローバルにサイバー攻撃が発生している様子を映し出しており、まるでミサイル攻撃システムの司令室にあるモニター画面のようです。

 地図には攻撃の発生している国、種類、攻撃先が表示されており、中国、米国、英国、オランダ、ロシアなどの国名が並び、攻撃の種類としてはTelnetSSLSSHMicrosoft-dsなどがあります。同時進行中の攻撃の項目ではタイムスタンプ、攻撃者、攻撃者のIP、ターゲット地域を記した情報が刻々と表示されています。

 この地図は、Norseのインフラに対する攻撃を示したもので、世界50カ国に散らばった800万以上のセンサーからの情報を元に、6000件以上のアプリケーションのシミュレーションを行って作成したとのことです。このため、地域には偏りがあるといいます。

 地図に映し出される攻撃は、実は単一の企業に対して行われている攻撃にすぎないのだ。さらには、「このデータはわれわれが受け取っている全データの1%以下にすぎない」とNorseの製品担当バイスプレジデントは言う。すべてを表示した場合、ブラウザが固まってしまうからだという。任意の発生地や攻撃先のパターンを取り出したサンプルにすぎず、全体とは比較にならないほどだ。

 

ウイルスやDDoS攻撃のマップも… 続きを読む

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