海外IT動向ウォッチング 2014年10月~2015年3月(第3回)

運転中のGoogle Glassはスマホと同じぐらい危険

2014.10.27 Mon連載バックナンバー

 運転中の携帯電話の利用は危険なため、世界的に禁止される方向にあります。では、装着型のウェアラブルデバイス、それもメガネならどうでしょう? 業界側はハンズフリーのメリットを強調したいところですが、メガネ型コンピューター端末「Google Glass」とスマートフォンを比較した調査では、運転中の危険さは同等という結果が出ました。

 

Google Glassで運転中の注意力は散漫に

 運転中のGoogle Glass利用とスマートフォン利用の安全性を比較した初の調査の結果を、ロイター通信が「Driving While Texting With Google Glass as Distracting as Phone-Study(運転中の利用、Google Glassはスマホと変わらず危険)」という記事で紹介しています。

 調査はセントラルフロリダ大学の心理学研究者、ベン・ソウヤー氏が米空軍研究所と共同で行ったものです。まず20代の男女約40人を対象に、シミュレーション環境で自動車を運転してもらいました。参加者はGoogle Glassまたはスマートフォンを持ち、運転中にそれぞれの端末でテキストメッセージを利用します。そこへ前方に車が現れ急ブレーキを踏まねばならないという設定です。

 Google Glassは、頭の動きと音声コマンドでテキストメッセージの送受信ができる端末です。スマートフォンの画面のように目を落とす必要はなく、視野の中にディスプレイ表示され、メガネをかけているのと変わりなく使えます。前方をちゃんと見ているのですが、結論は次のようなものでした。

 予想外の事態に反応する。すなわち危険を察知してブレーキを踏むまでの時間については、Google Glassとスマートフォンの間に大きな差はない。

 注意力散漫という点でGoogle Glassはスマホと同じレベルであるというのが結論です。Google Glassを装着しているので視線をそらすことなく運転できるという主張については、「前方を向いているのと、ちゃんと見るのとは違う」とソウヤー氏は述べています。

 より詳細にレポートしたカレッジ&キャンパスニュースの記事「Drivers, Don’t Trade in Your Smartphone for Google Glass… Yet(運転中にスマホの代わりにGoogle Glass…はまだ危険)」ではこのようにも述べています。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

「空飛ぶ車」、2017年にも一般販売開始
Infostand

Infostand

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter