海外IT動向ウォッチング 2014年10月~2015年3月(第12回)

現代に通じるアインシュタインのアドバイスとは

2015.01.05 Mon連載バックナンバー

 “20世紀最大の物理学者”と称されるアルバート・アインシュタイン博士は、天才で、茶目っ気のあった人物としても知られています。このほど、その文書や書簡がオンラインで公開されました。そこから知られざる面が見えてきます。The GuardianとVenture Beatの記事を紹介しましょう。

 

インターネット時代に通じる助言

 書簡の公開プロジェクトは、プリンストン大学出版局が「The Digital Einstein Paper」として展開しているもので、アインシュタイン氏が残した大量のドキュメント、書簡、日記などを収集してデジタルアーカイブし、オンラインで公開するという大掛かりなものです。

 12月初めに公開されたのは1879年〜1923年、つまりアインシュタイン氏44歳までのもので、点数にして約5,000点、13巻にも及びます。チューリッヒ工科大学に行ったことで始まるスイス時代、ベルリン時代を含み、母国語であるドイツ語のものと英訳が用意されています。

 アインシュタイン氏は手紙好きだったといわれており、公開されたアーカイブの中には手紙も少なくないようです。その1つが、先にノーベル化学賞を受賞していた科学者、マリ・キュリー氏への手紙です。これを取り上げたのが、Venture Beatの記事「Albert Einstein’s recently released letter on how to deal with trolls is timeless(アインシュタインの手紙が公開、批判やあおりはいまはじまったことではない)」。1911年11月にキュリー氏に宛てた書簡から、インターネットの世界では日常茶飯事である批判する人たちにどう付き合うかのアドバイスを見いだしています。

 当時、キュリー氏は仏科学アカデミー会員候補になったことなどに始まる対立と誹謗中傷に悩まされていました。そんな中で、アインシュタイン氏はキュリー氏の知性、誠実さなどを賞賛し、「大衆があなたのことをしつこく批判し続けるのならば、そのようなナンセンスな記事は読まないで」とアドバイスしました。Venture Beatはこれを今にも使える知恵として紹介しています。… 続きを読む

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