海外IT動向ウォッチング 2014年10月~2015年3月(第10回)

アマゾンの“聞き耳を立てるスピーカー”が狙うもの

2014.12.15 Mon連載バックナンバー

 米アマゾン・コムが家庭向けの新タイプの機器「Amazon Echo」を発表しました。筒型のスピーカーで、内蔵マイクで全方位の家族の声を聞き取り、質問に答えたり、音楽を再生したりします。家庭用ロボットのような感じですが、普及するでしょうか? The Vergeが「Here’s Why People Would Buy Amazon’s Echo, the Weird Device That Listens to Everything You Say(あなたが話すことをすべて聞いているAmazon Echoを買う理由)」として分析しています。

 

会話するスピーカー

 アマゾンはECサイトとして知られますが、タブレット「Amazon Kindle Fire」、さらに米国では独自スマートフォン「Fire Phone」のようなハードウェアにも積極的に進出しており、Amazon Echoは米国で今冬に投入した最新ハードウェアです。

 Amazon Echoは筒状で高さは9インチ(約23センチ)、よくあるBluetoothスピーカーのように見えます。実際、Wi-Fi経由で同社の音楽サービス「Amazon Music」やネットラジオ「TuneIn」の楽曲が再生できるほか、PCとの接続によりデジタル音楽サービスの「Spotify」やiTunesにあるプレイリストの再生も可能です。

 目玉といえるマイクと音声認識では、7個のマイクによりあらゆる方向で発せられた音声を拾い、音声認識します。AI(人工知能)によって目覚ましの設定などの簡単な音声コマンドだけでなく、「明日の天気は?」と聞くと天気予報を読み上げますし、「アメリカの第34代目の大統領は?」などの質問に声で回答してくれます。

 また、「買い物リストにマヨネーズを追加」と命じるとメモするなどの機能もあります。常に周囲の音を聞いていて、呼ぶと起動して応えるのです。「Google Glass」は「オーケー、グーグル」で起動しますが、Amazon Echoはユーザーが好きな名前を付けて、その名前を呼びます。

 

評価は「5点満点の3点」?

 Amazon Echoは現在、米国で199ドルの価格で限定発売中です。そのメリットや使用価値はどんなものでしょうか?… 続きを読む

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