海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第9回)

6秒動画はメインストリームになるか?

2014.05.26 Mon連載バックナンバー

 6秒の動画を共有するサービス「Vine」がじわじわと人気を集めているようです。ニューヨーク・タイムズが「Six Seconds of Loopy Creativity, and Millions of Fans(6秒間の変わったクリエイティビティで数百人のファンが付くVineとは?)」として、Vineに熱中する若者を詳細にレポートしています。現時点では一部の熱心のユーザーが利用するアンダーグラウンド的なサービスのようにみえますが、今後、TwitterやFacebookのように主流のサービスとなれるのでしょうか――。

 

モバイル専用のミニTV局

 Vine は、ループする6秒間の動画を共有するサービスで、Twitterが2012年に買収しました。iPhoneやAndroidスマートフォンで動画を撮影して投稿したり、他人の作成した動画を楽しめます。ソーシャルネットワークと動画を組み合わせたものです。2013年1月にサービス開始して、すぐに話題にはなったものの、ポルノ動画などが多く投稿されたこともあり、最初は怪しいサービスというレッテルをはられることもありました。

 しかし、ここにきて、主に学生などの若者を中心にVineの人気が高まっているようです。話題だったからアプリをダウンロードして使ってみたというニューヨーク・タイムズのブログの筆者は「みんなが面白いと思うような動画を作れなかった」ため、一度はアプリを削除しましたが、友人から送られてくるVine動画へのリンクがきっかけで再び関心を持ったそうです。

 「6秒動画」とはいったいどのようなものでしょう。自分たちのダンスを友達同士で撮り合ったもの、ラーメンを作っている湯気のたった鍋、動物が鳴いている様子、バスケットボールのシュートの瞬間など延々とループします。「カオス的で深い内面をみるような体験」と筆者は記しています。そして、Facebookの「Instagram」が人々の生活の一部を明るく楽しく見せてくれるのとは対照的だ、と2つのサービスを比較しています。

 Vineは一種の「次世代のYou Tube」のような存在になっている。マイクロエンターテイメント、インターネット活動、若者のカルチャーが集まる温床のような場所だ。動画を投稿するユーザーのキャラクターや人格を感じることもでき、モバイル端末だけのために設計されたミニTV局のようにすらみえる。

 

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