海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第6回)

クラウドで気象変動を予測

2014.05.05 Mon連載バックナンバー

 クラウドコンピューティングの力を気候変動研究に役立てる――。Googleが、米政府の気候データの取り組み「Climate Data Initiative」に、5,000万時間の高性能コンピューティングを寄贈すると発表しました。少し前なら、気候変動などの研究はスパコンの独断場でしたが、ここにもクラウドモデルが入り込みつつあるようです。

 

5,000万時間分のCPU、1PBのストレージ

 Googleが協力することになった「Climate Data Initiative」は、洪水、海面上昇、およびそれらが与える影響などの情報を市民がリアルタイムで得られるよう支援する米政府の計画です。米政府によると2012年単年でハリケーンなどの異常気象がもたらした被害総額は1,100億ドルに達したといいます。この計画は市民に情報を提供することで、被害を少しでも抑えることを目的としています。

 Googleは今回、「Climate Data Initiative」に地理解析プラットフォーム「Google Earth Engine」上の5,000万時間分のCPU能力を寄贈すると発表しました。プラットフォームとセットになった処理能力のほか、衛星観測や気候モデルデータセットなどの格納用として、1ペタバイト(PB)のクラウドストレージを、それにGoogle Earth Engineのツールを研究者向けに無償で提供するとしています。

 この中には、… 続きを読む

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