海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第23回)

Appleも参入「スマートウォッチ」は流行らない?

2014.09.08 Mon連載バックナンバー

 身につけるウェアラブル端末の中でも、時計型の「スマートウォッチ」は、比較的ユーザーが違和感を持たずに済むため、ベンダーの期待も大きいようです。いちはやく製品を投入したサムスンやLGの韓国勢に続いて、ソニー、そしてアップルも本格参入します。でも調査会社によると「スマートウォッチの市場チャンスはせいぜいニッチ狙い」という結論になったそうです。なぜでしょうか?

 

ニッチの理由はプッシュ通知への低い関心

 ガーディアンの記事「Smartwatches have a niche future, though Apple ‘could increase interest(ニッチなスマートウォッチ市場、アップルが消費者の関心を高めるか)」は、IT調査会社Jackdaw Researchのレポートを紹介したものです。

 「ニッチにとどまる理由」は、スマートウォッチが連携するスマートフォンのプッシュ通知機能の利用状況にあるといいます。スマートウォッチの先駆けとなった「Pebble」、Googleの「Android Wear」を搭載した「Samsung Gear Live」などバリエーションが増えてきたスマートウォッチですが、そのメインの役割はBluetooth接続を利用してスマートフォン側のメールやSNSの最新情報を知らせることにあります。

 スマートフォンは新しいメールの受信や、FacebookやTwitterのメッセージやコメントがあるとプッシュ通知機能を使ってユーザーに知らせる設定ができますが、スマートフォンでこのプッシュ機能はあまりメジャーではないというのです。

 米英の約2,200人の消費者を対象に実施した調査によると、プッシュ通知を利用しているアプリが「1つ」は33%。「2つ」は15%、「利用していない」は24%でした。スマートフォンの普及率を組み込んで全体としてみたとき、プッシュ通知を利用しているユーザーは4割弱で、そのうち最も多いのが「1つ」(17%)となります。一方、全く利用していないユーザーは62%を占めています。

 Jackdawのアナリスト、ジャン・ドーソン氏は次のようにコメントしています。… 続きを読む

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