海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第21回)

無数に広がる脆弱性……モノのインターネットの悪夢

2014.08.25 Mon連載バックナンバー

 「モノのインターネット(IoT)」は生活を一変させ、巨大なビジネスチャンスをもたらすと期待されていますが、同時に危険な側面も持っています。PC大手の米ヒューレット・パッカード(HP)の調査によると、TVやサーモスタットなどのIoT端末の7割がサイバー攻撃に対して脆弱なことが分かったといいます。プライバシー情報や、生活の安全にもかかわるIoTのこと、本格的に普及する前に対策すべきだと警告しています。

 

IoTデバイス1台につき25件の脆弱性

 調査は、HPのセキュリティリサーチチームが人気の高いIoT端末10機種のプライバシーやセキュリティ上の懸念を調べ、7月末に発表したものです。

調査した端末は、テレビ、Webカメラ、サーモスタットなど最もよく使われている10機種で、Webのセキュリティ改善のための非営利プロジェクト、オープン・ウェブ・アプリケーション・セキュリティ・プロジェクト(OWASP)下のIoTのセキュリティチェック10項目「OWASP IoT トップ10」に基づいて調べられました。製品名の開示は控えていますが、10機種すべてが遠隔制御やモニタリングのためのモバイルアプリを持ち、多くが何らかの形でクラウドサービスを含んでいたといいます。

 脆弱性は、暗号化ライブラリに見つかった脆弱性「Heartbleed」から、DDoS攻撃クロスサイトスクリプティング攻撃につながるものなど多岐に渡ったといいます。そして、脆弱性の数はデバイス1台につきなんと25件。内容は、… 続きを読む

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