海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第19回)

道案内する新ウェアラブル製品“ナビ靴”登場

2014.08.11 Mon連載バックナンバー

 ウェアラブルコンピューターといえば、「Google Glass」のようなメガネ型、また時計型のスマートウォッチ、あるいはフィットネス志向のリストバンドが連想されます。そんな中で靴に目を付けたのがインドのベンチャー企業、Ducere Technologies 。ナビ代わりになる「スマートシューズ」を発表して話題になっています。

 

インド発スマートシューズ「レーチャル」

 Ducereが発表したのは「レーチャル」というスマートシューズです。レーチャルはヒンディー語で「私を一緒につれていく」といった意味。Webサイトにある写真をみると、赤い色をしたスタイリッシュなランニングシューズのような外観ですが、中身はハイテクのようです。

 Ducereによると、レーチャルは取り外し可能な靴の中底にBluetooth機能 を備え、スマートフォンのアプリと連携します。アプリは「Google Maps」を土台としており、ユーザーが目的地を入力するとGPSを利用して目的地までのナビをレーチャル側に伝えます。レーチャルは振動により、「右に曲がる」などの指示をユーザーに伝えるとのことです。たとえば右に曲がる場合は靴の右側が振動するなど、直感的な指示といえそうです。

 価格は100〜150ドル、9月より販売を開始するとのこと。Webサイトで事前予約の受付も始まっています。

 

視覚障害者への道案内が発展、ジョギングや観光客にアピール

 Ducereはインド人開発者のクリスピアン・ローレンス氏とアニルド・シャルマ氏が2011年に創業したベンチャー企業です。2人とも米国で経験を積んでおり、ローレンス氏は米国の特許弁護士としての経験を生かし、レーチャルが関連した国際特許とインド国内の特許を計20件以上取得しているといいます。インドのアーンドラ・プラデーシュ州シカンダラーバードに本拠地を構え、すでに50人のスタッフを擁しています。

 レーチャルは元々、白杖に頼るしかない視覚障害者のために開発された技術のようです。健常者が目的地にたどり着こうとスマートフォン片手に歩く姿は珍しくありませんが、音声認識技術が進んでも視覚障害のある人が杖とスマートフォンを利用して目的地にたどり着くのはまだまだ難しく、方向を教えてくれるという点で靴はとても直感的な“デバイス”となる可能性があります。ローレンス氏はウォールストリート・ジャーナルに次のように語っています。… 続きを読む

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