海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第18回)

あなたの会社のネットワークも老朽化?

2014.08.04 Mon連載バックナンバー

 あなたの職場に社内LANが本格的に導入されて何年になるでしょう? インフラは使っているうちに古くなってゆくものですが、ネットワークも例外ではありません。支えるルーターやスイッチなどの機器が古くなるとどうなるのか、サポートが切れた古い機器を利用し続けることはどのようなリスクをもたらすのでしょう。ITサービスのDimension Dataが、これを調査しています。

 

5年連続でサポート終了機器が増加

 今年は「Windows XPのサポート終了」という一大イベントがありました。製品には、必ずライフサイクルがあって、終わりの時を迎えます。このライフサイクルはネットワーク機器にもあります。

 ネットワーク機器最大手のシスコ システムズの製品サポートは6年間。他社もだいたい6年が目安となっているようです。Dimension Dataの調査は、世界の企業で使用中のネットワーク機器を、「販売中」(購入から3年以内)、「販売終了・サポート中」(購入から3~5年)、「サポート終了」(購入から5年以上)の3段階に分類し、どのぐらい利用されているのか、支障の発生率などを調べました。

 その結果、「販売終了・サポート中」または「サポート終了」段階の機器が51%に達し、4年前に3割だったのが半数へと増えていることが分かりました。地域別にみると、アジア・太平洋地域の比率が高く、中東・アフリカが続きました。業種別では運輸・旅行業、消費材・小売りの比率が高くなっていました。

 ネットワーク機器の更新も他のIT投資と同様、景気に左右されます。好景気のときは新しい機器を購入しますが、芳しくないとアップグレードを控える傾向があります。

 企業は一般的に「壊れた」ら「フィックスする」という戦略をとっていると言える。機器がライフサイクルの終盤に差し掛かったとき、企業は機器をできるだけ長く使用しようと決める。ネットワークにおけるその機器の役割が重要ではないというのが一因かもしれない。(その場合)機器がダウンしたとしてもネットワーク停止への影響は少ない。

 こうしたことから調査は、2013年に買い替えた機器は重要性が高い分野のものだったのだろうとも推測しています。

 

機器の古さと支障の関係

 ネットワークを支える機器が古くなると、どんな影響が出るのでしょう? これを探るため、レポートでは、ネットワーク機器で発生したサービスインシデントやトラブルチケット9万1,000件を分析しました。

 その結果、障害の理由は、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

「Wi-Fiありません!」ノートPC禁止カフェが繁盛
Infostand

Infostand

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter