海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第16回)

「課金の明確さ」「PaaS人気」、これからのクラウド

2014.07.14 Mon連載バックナンバー

 クラウドの利用が広がるにつれ、トレンドや課題が少しずつ変化しています。クラウド業界団体のシンポジウムを紹介したSearchCloudComputingの記事「Cloud trends point to PaaS, open source as the future(クラウドのトレンドはPaaS、将来はオープンソースが重要に)」からは、これまで専門家が予測していた課題が現実味を帯びてきた、とみることができそうです。

 

マルチクラウドが進む そのリスクは?

 米国企業を中心としたクラウドの業界団体Cloud Standard Customer Councilが6月に開催したシンポジウムでは、ユーザー側からみた課題と障害、今後のトレンドなどが話し合われました。

 まず、課題として挙がったのは、課金モデルです。サブスクリプションモデル、ライセンス価格、複雑な長期的契約などの課金形態に対し、顧客は広告でうたわれている料金とは異なるのではという不安を抱いているといいます。

 クラウドの仕組みがわかっていない場合、別にインスタンス(仮想マシン)の追加を迫られるなど、想定外の料金が発生することもあります。こうしたことから、顧客は使った分だけの従量課金を望んでいるといいます。クラウドは元々、電気や水道のようにコンピュータリソースが利用できることを目指していたので、従量課金を望む声は、当然といえば当然でしょう。

 また、ユーザーが複数のクラウドサービスを利用する「マルチクラウド」の例が増えているようです。さまざまな事業者やベンダーのパブリッククラウド、プライベートクラウドを利用することでそれぞれの機能や長所を活用できるなどのメリットがありますが、専門家は、ここに相互運用性のリスクもあると指摘しています。… 続きを読む

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