海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第12回)

IPv4アドレスがもうすぐ完全枯渇!

2014.06.16 Mon連載バックナンバー

 いわゆる「IPv4アドレス枯渇問題」がいよいよ現実のものとなっていることをインターネットの非営利法人「ICANN」が指摘しています。IPアドレスはインターネットの中の”住所”に相当しますが、従来の仕組みでは数に限りがあり、ネットワークに新規のサーバーや端末を追加できなくなるというものです。ICANN は先ごろ、IPv4アドレスの最後のブロックの割り当てを開始したと発表しました。「世界レベルの供給が危機的なレベルになった」と警告しています。

 

いよいよ危機的なレベルに

 ICANNは5月20日、IPv4について残りのブロックを世界に5カ所ある地域インターネットレジストリ(RIR)に分配し始めたことを報告しました。このプロセスは、ラテンアメリカのRIR であるLACNICのアドレス供給が800万を切ったことを受けて始まりました。LACNICは分配済みで、かつ現在使われていない再利用アドレスの分配を受けることになります。

 IPv4のアドレス枯渇問題は深刻で、ICANNのアドレス資源管理グループであるIANA(Internet Assigned Numbers Authority)のアドレス在庫は既に2011年2月にゼロになっています。この事態に対応するため、IANAは再利用IPv4アドレスのプールを設け、公平に分配する仕組み「Global Policy for Post Exhaustion IPv4 Allocation Mechanisms」を設定しました。

 この仕組みの下、IANAは最後の「/8ブロック」のIPv4空間がRIRに割り当てられた後のIANAの持つ在庫、IANAに返却されたIPv4空間を管理し、自分の在庫が「/9ブロック」を切ったRIRに対し割り当てるというものです。

 しかし、ICANNが何より望んでいるのは… 続きを読む

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