海外IT動向ウォッチング 2014年4~9月(第10回)

米軍の衛星通信システムはセキュリティ脆弱?

2014.06.02 Mon連載バックナンバー

 米軍の衛星通信システムと聞くと強固なセキュリティを連想しますが、意外にも受信端末はサイバー攻撃に弱いという調査が発表されました。背景にはIPベースへの移行があるようで、衛星通信網とIT網の境界があいまいになっているようです。クリスチャン・サイエンス・モニターは、変わりつつある米軍の衛星通信を詳細に報じています。

 

衛星通信は安全ではない

 クリスチャン・サイエンス・モニターの記事「Can military’s satellite links be hacked? Cyber-security firm cites concerns(軍の衛星通信はハッキング可能か?ーーサイバーセキュリティ企業が懸念示す)」は、衛星サイバーセキュリティ企業のIOActiveリバースエンジニアリング手法によって衛星通信システムのセキュリティ解析をした調査報告を伝えています。

 衛星と地上からやり取りする米軍の衛星通信(SATCOM)ターミナルは小型の円盤状のものがよく知られており、軍用以外では石油やガスの採掘に関するデータを遠隔から収集するなどのことにも使われています。IOActiveは今回、広く普及しているターミナルの回路基板とチップを調べました。その結果、ハッカーが侵入できる脆弱性が複数みつかったといいます。

 メーカーの中にはセキュリティ機能を有効にしていればそんなことはないと主張するところもあるようです。しかし、… 続きを読む

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