海外IT動向ウォッチング(第5回)

クラウド・コンピューティングの“隠れたコスト”

2013.08.06 Tue連載バックナンバー

 企業にとってのクラウド・コンピューティングの最大のメリットは、自社でサーバなどを持たず、必要な分だけコンピュータリソースを使い、拡張したい時に簡単に増やせる点です。これによって、ハードウェアの運用・保守やリース料の支払い、ソフトウェアの導入・更新などが大幅に削減できます。でも、“隠れたコスト”もあるといいます。この点にスポットを当てた米Compuwareの調査と、Forbesの記事を紹介します。

 

クラウド移行で、より重要なアプリケーションを利用

 これまで、クラウド・コンピューティングの利用コストは、クラウド事業者のサービス料金を中心に議論されてきました。レベル保証のSLA(サービスレベル・アグリーメント)と料金の兼ね合いといったことです。しかし、実際に移行してみると、計画時には気づかなかったコストが浮上してくるといいます。

企業向けソフトウェアのCompuwareが、調査会社のResearch In Actionに委託して実施した調査「The Hidden Cost of Managing Applications in the Cloud(PDF)」は、こうした“隠れたコスト”を取り上げたものです。米州、欧州、アジアの広範な業種の大企業468社のIT意思決定者(CIO)にアンケートしたもの(調査時点は2012年末)です。

 レポートは、まず、「4分の1の企業が、フルクラウド統合(パブリック、ハイブリッド、プライベート)を今後5年間の最優先事項にしている」と報告しています。その一方、79%が「自社のアプリケーションをクラウドで提供する場合の“隠れたコスト”について懸念している」といいます。隠れたコストとは、… 続きを読む

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