海外IT動向ウォッチング(第35回)

クラウドは複数ベンダーより単一ベンダーがいい?

2014.03.18 Tue連載バックナンバー

 企業のITシステムは、さまざまなベンダーの技術を組み合わせて構築するのが普通です。でも専門家の間には、仮想化プライベートクラウドでは単一ベンダー戦略をとるべき、という主張があります。Search Cloud Computingの記事「An Argument for the Single Cloud Vendor Approach(単一ベンダーアプローチの議論)」では、複数ベンダー方式と単一ベンダー方式の長所と短所を検証しています。

 

コスト削減メリット

 従来、ITシステムでは、それぞれの分野から最高の技術を持つベンダーを利用する「best-of-breed」(最良のものの組み合わせ)が正しいやり方だと信じられてきました。全部を1社から採用するのではなく、それぞれの分野で技術的、コスト的に最適な技術を評価し、これらを連携させるというアプローチです。

 しかし、仮想化では1つのベンダーに集中させた方がよいといいます。理由はコストです。企業が環境を仮想化してプライベートクラウドを導入する動機の1つに、コストの削減がありますが、複数のベンダーではこのコストメリットが得にくいからだといいます。

 仮想環境では、負荷やワークロードの要件に応じて仮想マシンをシャッフルできる柔軟性が必要となる。仮想化技術を複数組み合わせている場合は、この柔軟性は得られにくい。また、ツールの中には複数のベンダーの製品を管理できるものもあるが、多くの場合、異機種混在環境ではそれぞれに対応する管理ツールが必要となり、人員やトレーニングのことも考えねばならない。

 たとえば、… 続きを読む

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