海外IT動向ウォッチング(第3回)

「プライベートクラウドだから安全」は間違い

2013.07.24 Wed連載バックナンバー

 次々と新しいキーワードが出てくるIT業界では、定義があいまいなまま言葉が一人歩きすることもままあります。“雲(cloud)”から来た「クラウドコンピューティング」という言葉は、データやサービスがインターネットの雲の中にあることから出来たと言われていますが、イメージしやすいこともあって、かなり定着してきました。でも、そのカテゴリーの中には誤解されていることもあります。クラウド専門ブログ「Cloud Computing」のブロガー、デビッド・リンシカム氏は、「よく誤解されている3つのこと」を指摘しています。

 

プライベートクラウド、パブリッククラウド、オープンソース

 1つ目の誤解は、プライベートクラウドです。Amazon Web Services(AWS)や「Windows Azure」などのプロバイダーのデータセンターにあるリソースを使うパブリッククラウドに対し、プライベートクラウドは自社データセンター内にクラウドを構築して、社内の部門やプロジェクトで共有します。ここでよく誤解されているのがセキュリティです。ファイアウォール内にあるから安全だと思い込んでいる人が多いというのです。

セキュリティは自動的に得られるのではない。きちんと設計してクラウドソリューションに組み込む必要がある。つまり、「プライベートクラウドはデフォルトで安全で、パブリッククラウドはデフォルトで安全ではない」というのは間違いだ。

 データセンターにセキュリティ対策が必要なのと全く同じです。プライベートクラウドであってもデータに不正にアクセスされる可能性はあり、きちんと対策を講じなければなりません。

 逆にパブリッククラウドのセキュリティについても、誤解があるとしています。… 続きを読む

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