海外IT動向ウォッチング(第16回)

Facebookをやめる理由

2013.10.21 Mon連載バックナンバー

 世界最大のSNS、Facebookでは大勢の新規参加者がいる一方で、相当数の人が出ていっています。なぜ、この人たちはやめるのでしょう。

 ソーシャルネットワークの代表格Facebook。ユーザー数は11億人超と名実ともに最大級のソーシャルネットワークサービス(SNS)ですが、日々新しいユーザーが登録する一方で出てゆくユーザーもいます。なぜやめるのか――。ウィーン大学の研究者が、退出した元ユーザーに焦点を当てた調査を行いました。最大の理由は、プライバシーへの懸念です。

 Facebookはハーバード大学の学生だったMark Zuckerberg氏が立ち上げ、米国から世界に拡大しました。実名が原則のため、匿名を好む日本のインターネット文化には馴染まないのではないかと言われましたが、いまや日本でもWebサイトの多くが「いいね!」を配置しており、国産SNSを脅かす存在になっています。

 一方で、一度入ったユーザーの流出も見られます。特に最初に普及した北米地区で多いようで、利用をやめるのではなく、Facebookのアカウントを削除するユーザーが増えているようです。

 こうしたユーザー向けに、Facebookに掲載したコンテンツや写真などを一括して削除してくれる「Web 2.0 Suicide Machine」、日本語の「切腹」にかけた「Seppukoo」などのサービスが数年前に登場しました(現在、両サービスともFacebookからアクセスを遮断されたため、利用できなくなっています)。名称とはいえ、ソーシャルメディアからアカウントを削除することを「自殺」としたのは、ソーシャルメディアがオンラインで重要なパーソナリティであるという認識からでしょう。

 ではなぜ、Facebookをやめた人は「仮想世界の自殺」を選んだのでしょう。ウイーン大学の心理学者Stefan Stieger氏が率いるチームが、これを調べました。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

2014年、クラウドのトレンドを読み直す
Infostand

Infostand

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter