音声とデータ通信を統合する新型IP電話+VPNサービス(前編)

音声・データの回線統合でコスト削減と効率化を実現

2013.03.29 Fri連載バックナンバー

 企業が抱える “社内の音声・データの通信コスト削減と業務の効率化”という難しい課題に、最新鋭の「V/D統合」ソリューションはどのように貢献できるのか──。NTTコミュニケーションズの提供する「Arcstar IP Voice over Universal Oneプラン」を例に読み解いていく。

 

古くて新しいソリューション──「V/D統合」の変遷

 音声(Voice)回線とデータ(Data)回線を統合する「V/D統合」は、古くて新しいソリューションである。1980年代後半には専用線とTDM(Time Division Multiplexing/時分割多重装置)を組み合わせて、企業ネットワークを効率化する取り組みがすでに行なわれていた。

 しかし近年までは、ユーザー企業が自前で各拠点に装置を導入して、ネットワークを構築する必要があった。そのため、拠点の拡大や統廃合の際には、多大な見直しコストがかかった。また、効率化のために音声の通信を圧縮しすぎると、音が途切れたり聞き取りづらくなったりすることもあり、音声品質に対し不安を抱え導入に踏み切れない企業も少なくなかった。

 V/D統合が、現在あらためて見直されている背景には、通信事業者がV/D統合を「サービス」として提供を開始していることがある。業務の拡大によって通信量の増減が生じても、ユーザー企業は通信事業者に適切に申し込みをするだけでよく、設計変更や工事調整にかかる負担は従来に比べて大幅に減った。音声の通信品質についても、通信事業者が自社で基準を定めて運用しているので、安心である。

 それでは、現在のV/D統合ソリューションとは、どのようなものであるのか──V/D統合ソリューション「Arcstar IP Voice over Universal Oneプラン」を提供する、NTTコミュニケーションズ ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部の比嘉秀洋氏に話を伺った。

 

膨大な通信コスト削減を実現する、現代の「V/D統合」ソリューション

 同氏によれば、V/D統合には大きく3つのメリットがあるという。

(1)基本料金の削減:音声とデータ通信で別々に支払っていた基本料金を一本化
(2)通話料金の削減:IP電話による無料通話の適用や、通話料金の低廉化
(3)業務の効率化:請求書や保守窓口の一本化による管理負担の軽減

古くて新しいソリューション──「V/D統合」の変遷

 より具体的に、V/D統合ソリューションのメリットを知るために、データ回線10M・音声回線8回線(ダイヤルイン20番号)の条件で、「Arcstar IP Voice over Universal Oneプラン」を導入する前後の違いを見てみよう。… 続きを読む

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池田 園子

池田 園子

フリーライター

楽天やITベンチャーに勤めた後、フリーランスに。R25、ITmedia、Impress Watch、ウレぴあ総研など、Web媒体を中心に執筆中。著書に『フリーランスで食っていきたい!』がある。ブログ(http://sonoko0511.jp/)

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