複合機、FAX、携帯電話、固定電話のコストを見直す(第4回)

拠点拡大でも通話料を抑えるには!?その秘密を紐解く

2012.12.04 Tue連載バックナンバー

 拠点拡大や携帯への通話量増を背景に、通話料全体が大幅アップしてしまう企業が増えています。専門商社の総務担当Aさんも、まさにそんな状況に頭を悩ませています。Aさんのエピソードを交えながら、通話料にまつわる課題と、それに対する解決へのヒントをご紹介します。

 

拠点拡大の陰で泣くコスト削減担当者

 「節電やペーパーレス化など、社内で完結するコスト削減の施策はほとんど手を尽くしてきました」

 専門商社○×社のAさんは、総務部係長、OA管理を主に担当しています。
 オフィス内の徹底的な節電や、最新のプロジェクターや大型モニターの導入による会議のペーパーレス化など、年間数百万円規模のコスト削減で会社の業績に貢献してきました。
 そんなAさんのミッションは、「さらなる固定費の削減」。ですが、Aさんには最近悩みがあるそうです。

 「今度、拠点拡大をするのですが、そうなると固定電話を追加で導入する必要があります。拠点ごとに回線の契約も必要ですので、固定費がかさんでしまいます。またどこかで見直しが必要ですが、固定電話は顧客さまとの重要なインターフェース。まさか通話時間を短くしてくださいなんて言えませんし、それで業績が下がってしまっては本末転倒です」

 

スマホ支給で全体の通話料はさらにアップ

 「また最近、業務効率向上のため、社員にスマホを持たせ始めたのですが、それ以来、会社に戻らず社内のやりとりを電話連絡で済ますケースが増えたため、通話料全体が上がってしまいました。固定電話同士ならいいのですが、固定電話と、スマホを含む携帯通話との通話料が高くつくからでしょう。スマホによる業務効率化施策とコスト高との板挟みにあっている感じです」

 Aさん、うちもそうだよ……。他社からもそんな声が聞こえてきそうです。企業ユースでは決してなくなることのない固定電話、そのコストに頭を悩ませている総務職の方も多いのではないでしょうか。

 Aさんが抱える課題をまとめるとこのようになります。

 ミッション:固定電話の費用を削減したい。
 課題1:拠点拡大でアップするであろう費用を抑えたい
 課題2:顧客とのコンタクトを減らさずに通話料を抑えたい
 課題3:社内の通話料を抑えたい

 

固定電話費用を削減する3つの方策

 課題1:拠点拡大でアップするであろう費用を抑えたい

 拠点を拡大するとなると、回線の新規契約が必要です。ものすごく費用がかさんでしまいそうですね。しかし、費用をできるだけ抑える方法があります。NTT東日本・西日本の電話を使わずに、契約者とサービス提供社を、直接つないでしまう「直収電話サービス」です。NTTコミュニケーションズの「ひかりラインバリュータイプ」、KDDIの「KDDI 光ダイレクト」、ソフトバンクテレコムの「おとくライン」などがあります。

 電話の基本料金は、NTT東日本・NTT西日本に支払う維持費ですが、NTTコミュニケーションズやKDDI、ソフトバンクと直接契約をすることで、より割安になります。
 たとえば、NTTコミュニケーションズの「ひかりラインバリュータイプ」では、… 続きを読む

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岡 徳之

岡 徳之

編集・ライター

「東洋経済オンライン」や「CNET Japan」など有力ニュースサイト約25媒体で執筆を担当。専門領域は、ビジネス・マーケティング・クリエイティブ・IT・ライフ・人物インタビューなど多岐に渡る。事業会社が運営するオウンドメディアの企画・開発・編集・執筆や、外資系企業のウェブサイトの日本市場向けローカライズにも携わる。現在は、シンガポールを拠点に、アジア各国を行脚しながら、執筆活動を行う。

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