ペリー荻野の時代劇超入門(第1回)

忠臣蔵~感動をありがとう!庶民を泣かせた四十七士

2014.12.14 Sun連載バックナンバー

 日本人の年末といえば、クリスマスでも忘年会でもなく、「忠臣蔵」といいたいところ。 江戸を熱狂させたこの事件は、元禄14(1701)年に起こった「元禄赤穂事件」がもとになっている。今回は日本人を魅了し続ける時代劇「忠臣蔵」の見どころを紹介する。

 

元禄時代に実際にあった感動ストーリー

 赤穂藩(兵庫県赤穂市周辺)の若殿様・浅野内匠頭は、幕府から京都の使者接待役に任じられた。料理や会場設営などは、ベテラン吉良上野介に指導されることとなっていたが、吉良は内匠頭に賄賂を要求。しかし、堅物の内匠頭は、質素な贈り物を贈っただけだった。

 これに怒った強欲じいさん吉良は、わざと内匠頭に間違った指示を出したり、「明日までにこの畳200枚を入れ替えろ」など、嫌がらせを連発させる。我慢を重ねた内匠頭だったが、接待当日、ついに吉良を斬りつけ、即日切腹となってしまった。

 当時、争いが起こった場合は、両者に責任があるとされる「喧嘩両成敗」という決まりがった。この場合は斬りつけた内匠頭もよろしくないが、吉良もそれ相応の罰を受けるべきというもの。

 しかし、吉良には厳罰は下されず、かたや赤穂藩は取りつぶされて、家臣は全員失業してしまうこととなってしまった!これは不公平ではないかと家臣のリーダー・大石内蔵助をはじめ、赤穂浪士四十七士が内匠頭の無念を晴らすために立ち上がるのだ!… 続きを読む

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ペリー荻野

ペリー荻野

コラムニスト・時代劇評論家

1日3本の時代劇を観る生活を続けるコラムニスト。時代劇を中心に、テレビ業界全般に精通し、コラムニストとして活躍。時代小説の書評や時代劇主題歌CDの監修も手がける。おもな著書に『ちょんまげ八百八町』(玄光社)、『幕末志士列伝―英雄の陰に女あり』(ホーム社)、『このマゲがスゴい!! マゲ女的時代劇ベスト100』(共著・講談社)など。

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