海外発!見方が変わる仕事との向き合い方(第44回)

ブランディングで利益を最大限に引き出す仕組み

2015.02.18 Wed連載バックナンバー

 商品やサービス、そして企業自体のブランディングがいかにビジネスにとって重要かは、だれもが承知のことでしょう。しかし、ブランディングの本当の重要性や、ブランディングがいかに他のマーケティング戦略に主導権を与えるのか、といったことはあまり理解されていないかもしれません。

 ブランディングはいかにして利益を最大限に引き出すのか、その仕組みを再確認しましょう。

元記事:「Why Great Branding Can Make You More Money」/BUSINESS INSIDER

 

ブランディングとは

 まず、ブランディングの基礎の確認から始めましょう。企業イメージの一番簡単な形は、販売される製品の製作者に対するイメージです。通常、この製作者とはひとつの組織を指しますが、その製品が著名な科学者や芸能人、政治家などが生み出したものであれば、発案者に対するイメージということになります。

 製作者に対するイメージの違いによって、ブランディングを「統合戦略」とするか、「分離戦略」とするかが分かれます。

 

1.統合戦略

 その組織の企業イメージが、製品を販売するにあたってプラスになるのであれば、企業イメージが製品のポジショニング(競合他社の製品と比べた、自社製品の位置付け)を作り上げるのに活用されます。これが統合戦略です。

 分かりやすい例はダイエット・コーラでしょう。ダイエット・コーラのポジショニングは、発案者であるコカ・コーラ社と結びつけられることによって、プラスになっています。

 

2.分離戦略

 製品の発案者やオーナーの企業イメージが製品を販売するにあたってマイナスな場合、または製品のイメージが製作者である企業にマイナスの影響を与える場合に、製品のポジショニングに分離戦略が使われます。たとえば、洗剤で有名な会社が食品を開発した場合、会社名を大々的にアピールすると消費者が離れていく可能性がありますので、この場合は分離戦略が有効でしょう。

 

ポジショニングの基礎にあるもの

 ポジショニングまたは製品ブランドは2つの要素から成り立っていますが、それは「錠(lock)」と「鍵(key)」と呼ばれることがあります。錠とは、製品を必要とするターゲット顧客であり、鍵とは製品に持たせるべき「競争相手の企業よりも良くニーズを満たしている」というイメージです。

 大企業であればあるほど、「錠」は企業の全ターゲット顧客をカバーできる大きさとなり、イメージは企業の全製品に相応しくなければならないため、「鍵」も同様に充分な大きさが必要です。たとえば、トヨタのLexus(レクサス)ブランドの「錠」は、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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