海外発!見方が変わる仕事との向き合い方(第43回)

リーダーが陥りやすい“傲慢”という名の落とし穴

2015.02.10 Tue連載バックナンバー

 リーダーも1人の人間である以上、完ぺきではありません。しかしリーダーが犯すミスは、その組織に大きな影響を与えてしまいます。

 今回は、リーダーが陥りやすいミスを取り上げ、リーダーのあるべき姿を考えてみましょう

元記事:「How To Avoid The Biggest Mistake Leaders Make Read More」/BUSINESS INSIDER

 

リーダーは傲慢になってはいけない

 ハーバード・ビジネススクールの教授であるゴータム・ムクンダ氏は、リーダーが犯す最大のミスの1つは、「尊大」であることであるといいます。これは「傲慢さ」と言い換えることができますが、リーダーというのは、いつも周囲の人に崇められている環境にあるので、その褒め言葉を真に受けて信じるようになるのです。リーダーの周りにはゴマすりをする人ばかりが集まりがちですが、必要な時に異論を唱えてくれる本当に正直な人間が必要なのです。

 また、ハーバード大学の元教授、リチャード・テッドロー氏は自身の著書において、「私はビジネスの歴史について40年間教え、本も書いてきたが、数多くの企業と経営者について研究してきて驚いたことは、未然に防げたはずの失敗がいかに多いかということである。当時、実際に意思決定者が入手していた情報だけで照らし合わせてみても、現実から目を背けたことで失敗したケースが多いのである」と述べています。リーダーのもとにはさまざまな情報が入ってくるのに、それを聞くのを避けたがることが多いのだというのです。

 なぜこのようなことが起きるのでしょうか? 戦略的なリーダーであるならば、正確な情報があれば判断は簡単なのではないかと思いますが、そう簡単にはいかないようです。

 

エゴはものすごい速度で膨張する

 人はなぜ他人の意見を否定し、拒絶してしまうのでしょうか。ここに2つの考察があります。1つは、人間の脳は自分を欺く能力を進化させてきたということです。他人を欺くより自分を欺く方が簡単で、そして嘘つきがはびこるのです。

 もう1つはさらに単純で、「拒絶することで気分が良くなる」というこということです。もちろん、否定することは重要なことです。どんなビジネスリーダーであっても、なんの意見も拒否せずに起業家になったり、経営に行き詰まっていた企業を立て直したりすることはできないでしょう。何も否定せずに何かを成し遂げるのは難しいことです。

 しかし、度を越す拒絶は問題です。… 続きを読む

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