海外発!見方が変わる仕事との向き合い方(第41回)

“ノー”と言われてもイノベーションを進める方法

2015.01.25 Sun連載バックナンバー

 企業が成長し続けていくためには、なんらかのイノベーションが必要となるときがあります。イノベーションは簡単に起こせるものでもありません。特に大企業などそれまでに培ってきたものが大きい組織の場合、まったく新しい意見は受け入れがたいというような傾向にあることが多くあります。

 しかし、だからと言ってイノベーションを起こすことをあきらめてはいけません。どうしたらイノベーションを起こせるのか、その秘訣を探りましょう。

 

(1)イノベーションには決意が必要

 あなたが大企業で働いているのなら、多くの制約とサンク・コスト(一度投資したが、二度と戻ってこない費用のこと)で縛られているはずです。しかも日中は仕事をしています。そういった意味で大企業のなかでイノベーションを手がける人は、企業家より偉大と言えます。

 「リスクをとる」という考え方と、「安定した業務を行う」ことの間には大きな葛藤があります。飲み屋でイノベーションについて語る時はいくらでも大胆になれますが、職場で肝心な時には勇気が必要です。大組織の中で活躍するヒーローはいかにして力を発揮したのでしょうか。

 イノベーターに必要な資質とは「製作を伴ったクリエイティビティ」です。具体的に言えば、既成概念にとらわれず考えることができ、さらに何かを形にするために組織の力を利用できる人物、意見と目的を持っている明晰な人物であり、顧客にとって適切な商品やサービスを把握している人物、他人の意見を聞く謙虚さを持ちあわせ、聞き手に偏見を抱かせることなく仮説を検証できる人物です。

 たとえるならばイノベーターは“船長”です。どこへ行きたいかということを分かっていて、人をそこに連れて行くことができるのです。同時に、既存のルールブックを捨て、まったく新しいことを起こすこともできます。この逆説的な技術の組み合わせが、イノベーションの核心と言えます。

 

(2)できるだけリスクの低減化を

 しかし、大きな組織は多層の構造であることが多く、イノベーションを進めようとしても、物事を遅らせようとする人が次々と現れることもあるでしょう。… 続きを読む

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