海外発!見方が変わる仕事との向き合い方(第37回)

こんな企業・従業員がイノベーションを妨げる

2015.01.02 Fri連載バックナンバー

 経営陣が従業員に対して、「進歩していない」、「イノベーション(変革)にもっと貢献するように」と非難することはありがちです。逆に、従業員は通常、「リーダー側の落ち度だ」「彼らがこうしていたら、または私たちに任せていれば、もっとうまくできたはずだ」と考えます。こうしたこう状態は組織内で延々と続く傾向があります。

 米ブリガムヤング大学が行った調査データにより、組織としてイノベーションを行うための障害となる要因トップ10と、それぞれの要因で責任を負うのはどちらか、という点が明らかとなりました。 あなたの会社には“イノベーションキラー”がどれだけ潜んでいるでしょうか。

元記事「Stop Blaming, Start Innovating」/Forbes

 

イノベーションへの壁:企業側の課題

 企業のイノベーションが進まないのは、企業側・従業員側双方に問題があります。まずは企業側が持つ課題を5つ紹介します。

【1】そもそもイノベーションを進めるためのシステムが存在しない

 成功するイノベーションには考え抜かれた手順が必要です。もし利益を生み、かつ持続可能なイノベーションを求めなら、“提案箱”程度のものでは駄目です。従業員たちを動かしイノベーションの育成に本腰をいれるなら、リーダーはあらゆる領域の手段を駆使しなければなりません。その駆使するリストには、トレーニング、コンサルティング、テクノロジー、社内の専門知識、サポート、測定、アカウンタビリティー(説明責任)などが含まれます。

【2】イノベーションの報酬がない

 多くの企業では、イノベーションを産み出した人物に対して規則に沿って報酬を与えるシステムを構築していません。「もっと想像性やイノベーション、変化を!」と求めながら、行動を伴っていないのです。企業内での起業活動を望むことや、時に強いることはあっても、昇進や賞与は無関係の者に与え、企業内起業家の存在は無視されがちです。
 決して外的報酬だけが望ましい行動を導き出すということではありませんが、調査結果では内発的報酬も同等、時にはそれ以上にモチベーションとなることが分っています。

【3】社の歴史にとらわれ過ぎる

 どの企業にも通常、イノベーションの歴史がありますが、それはその後の企業のイノベーションに対する要求に強く影響を与えるものです。しかし、それは必ずしもいいものであるとは言えません。過去の支配から逃れるには、新しい歴史を作ることです。ワクワク感を呼び起こし、イノベーションへの参加を引き起こすには、次なる成功をしっかりと見据えることです。仲間に語るべき新しい物語、リスクを選択し、古い考えから離れる“刺激”となる物語を伝えるのです。

【4】資金や場所など、とにかくリソースがない… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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