海外発!見方が変わる仕事との向き合い方(第35回)

リーダーは困難な問題をどう対処しているのか

2014.12.23 Tue連載バックナンバー

 リーダーシップの能力を測るには、問題を認識する、実現可能なプランを立てる、他の者の意欲を促す、成果を上げる、といった点を検証すればよいでしょう。しかし、本当に優れたリーダーを形成する要素として重要なのは、困難な問題に直面した時に、その問題が解決できるか否かです。

 米国のある人材紹介サービスを行う担当者が経験した例をもとに、その重要性を考えてみましょう。

元記事「How Leaders Approach Impossible Problems」/Business Insider

 

ある女性の面接に見る「問題」の解決法

 その担当者は、ロサンゼルスを拠点とするエンターテイメント関連企業の経理担当役員にふさわしい人材を探すという依頼を受けていました。採用の条件は公認会計士の資格と上場企業のコーポレートオフィスにおける10~15年の実務経験です。そして浮かび上がった候補者は、大手会計事務所のシニアマネージャーとして努めている若い女性でした。

 彼女は上場企業を顧客として持っていましたが、エンターテイメント業界における実務経験はありませんでした。さらに、彼女には7年の経験しかなく、求人に記載されていた10~15年の職務経験に満たしていませんでしたが、彼女が非常に優秀な人材であることに間違いはありませんでした。

 企業の役員は彼女に会うことを希望。担当者は彼女の面接を行い、彼女が非常に優れた強い人間であるという点を確認したものの、今回の役割に対しては荷が重いと感じてしまいました。

 しかし、担当者が不採用の知らせを伝える前に、逆に彼女から次のように言われたのです。

「現在提示されている体制では、私はこの仕事をお受けできません。今示されているリソースと与えられる時間枠の中で、この部署のオーバーホール(再構築)を達成できる人はどこにもいません。この仕事をお受けするのであれば、条件が5つあります」

 そして彼女は10分間におよび、リソースやスタッフ、システム、そして時間軸を含めた実施計画案を説明しました。

 彼女の提案した計画は、素晴らしいものでした。素晴らしすぎて彼女に不採用であることを伝える機会を逃してしまったほどです。さっそく企業の役員に連絡をし、採用しないにせよ、彼女の提案を直接聞いてみるべきではないかと伝えたのです。… 続きを読む

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