海外発!見方が変わる仕事との向き合い方(第34回)

良きリーダーが優れた役者である理由

2014.12.20 Sat連載バックナンバー

 世の中には誰よりも知識を備えた優れたリーダーも多くいますが、一方で、特別に知識が秀でているわけでもないのに、人から慕われ成果を残しているリーダーもいます。
 前者がリーダーとして適している理由は明白ですが、後者を優れたリーダーとする要因はどこにあるのでしょうか。それには人に与える「印象」がヒントとなっています。一体どういうことでしょうか。

元記事「Effective Leaders Are Also Great Actors」/Business Insider

 

リーダーとは役を演じることである

 「リーダーシップは、舞台である」と説明した人がいます。リーダーシップの能力を簡単に手に入れる秘訣は「役」を演じる能力であり、まるで舞台芸術のようなスキルを保持することがリーダーの秘訣だといいます。

 この意見には確かに一理あります。毎日の生活においても、重要な契約を勝ち取ろうとする際であっても、投資家を前に自社の成長予測のプレゼンテーションを行う場合でも、相手に伝わるか伝わらないかは、話し方や立ち振る舞いひとつでいかようにも変わります。

 効果的なイメージを伝えるためには、いかにして自分の力を伝えればよいのかという技術をマスターし、力を持って演じ、そして話す必要があるのです。

 しかし、果たして「演じる」だけでリーダーになれるのでしょうか? リーダー性を検証するあるグループワークの実験によると、グループの中でリーダーとなった人は、必ずしもその他のチームメンバー以上に能力が認められた訳ではありませんでした。能力ではなく、“押しの強い性格”によってリーダーになったのです。

 グループワーク開始前に実験参加者たちの「支配性」を測定する目的で行ったアンケートで、より支配性の強い人たちが、後のグループワークでリーダーになる傾向が見られました。

 実際に彼らはどうやってグループのリーダーになったのかというと、答えは信じられないほど簡単でした。「最初に発言した」だけです。単に最初に口を開き、また力強く発言することで、リーダーとして選ばれたのです。

 この結果からも言えることは、人は実際の専門性や知識のある人よりも、自信を持った人をリーダーに選ぶということです。人は自信に溢れた人から与えられるアドバイスを好む傾向があり、これは実績が満足でなくても許容する傾向があるのです。

 

チームの運命は作業開始前に決まる

 では、リーダーが専門性や知識を持っておらず、ただ役を演じているだけなのであれば、そのチームが自滅してしまうということはないのでしょうか。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

「クラウドコンピューティング」その仕組みを知る
Bizコンパス編集部

Bizコンパス編集部

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter