海外発!見方が変わる仕事との向き合い方(第30回)

「リーダー」と「マネージャー」は何が違うのか?

2014.11.15 Sat連載バックナンバー

 「マネジメント」と「リーダーシップ」という言葉の持つ意味の違いを考えたことはあるでしょうか。人の上に立つ立場の人であっても、自分は「マネジメントをしようとしている」のか、あるいは「リーダーシップを発揮しようとしている」のか、その区別を意識している人は少ないのではないでしょうか。

 どちらも同じような意味で使われることが多いですが、その違いはどこにあるのでしょうか。

 

マネジメントは秩序をもたらすもの

 ハーバード大学で教壇に立つジョン・コッター氏によると、「マネジメントとは人を正しい方向に導くことによって人を管理すること。リーダーシップとは人間の基本的ニーズに応えて満足感を与え、モチベーションを促すものである」と言います。

 マネジメントをするという行為の目標は、一貫性と秩序にあります。予定から逸れることなく、重要な局面において、予想可能な成果を得る手助けをするものです。現代のマネジメントは、鉄道や鉄鋼、自動車工場などといった、20世紀初頭の大規模組織における複雑性に対応するために創り上げられたと言われています。

 マネジメントを実現させるには、予定に対して報告書や会議、その他の管理メカニズムを用いて成果をモニタリングし、予定から外れた部分、つまり課題となるものを明確にし、その上でそれぞれの課題を解決するために予定を組み、実行することです。

 

リーダーシップは感情を満足させるもの

 一方でリーダーシップの目標は、変化を促し、創り出すことにあります。あるビジョンを実現するために障害を乗り越えるよう人を促し、その結果変化する環境に対応するために必要となるものを創り上げることが、リーダーの役割です。

 リーダーシップを実現させるには、成果を出したいという気持ちや、認められること、自尊心、自分の人生をコントロールしているという感覚、自分の理想に見合う生き方をしていることなど「感情面」を満足させ、人のエネルギー水準を大きく向上させることです。かのナポレオンも「リーダーとは希望の商人である」と言葉を残しています。

 

マネージャーとリーダーは何が違うのか?

 マネージャーやリーダーの違いは、具体的な行動を例にとると、よりはっきりと見えてきます。… 続きを読む

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