海外発!見方が変わる仕事との向き合い方(第27回)

女性に機会を!調査結果に見る女性のリーダー性

2014.10.21 Tue連載バックナンバー

 今日ではさまざまな業種において活躍する女性の姿を見ることができますが、それでもリーダーという立場を考えると、女性のリーダーはまだまだ少ないのが現状です。

 リーダーの役職が高くなればなるほど女性の数は減っていきます。国によって統計にばらつきがありますが、非常に多くの国で見られるパターンです。CEOまでいくと、女性が占める割合は世界的に見ても僅か3~4%に過ぎないと言います。

 このような状況の中、米国でリーダーシップに関わる調査が行われました。調査に使用されたリーダーのサンプルは1万6千人近く。これらリーダーたちの3分の2が男性、3分の1が女性でした。さらに、それぞれのリーダーに対して、上司、直属の部下、同僚など、1人当たり平均13人の部下からも回答が得られています。早速その調査結果を見てみましょう。

 

男女リーダーの評価を分ける「自己開発努力」

 男性と女性の違いをよりよく理解するために、性別・年齢別のリーダーに対する評価を検討してみましょう。女性の有効性は時間が経つに連れて変化するようです。キャリアの初めの頃では、男性と女性の差異は顕著ではありません。しばらくすると男性リーダーに対する評価が、女性のそれを少々上回るようになります。しかし、女性がキャリアを積み成熟するに従い、周囲からポジティブな目で見られ、影響力が増加することが分かります。

 女性のリーダーに、「女性の方が男性よりも良いリーダーと見られる理由は何か」と尋ねたところ、多く返ってきた答えは、「私は男性と同じように認められるために男性の倍の努力をしている。ミスは絶対に犯さず、そして常に仕事ができるところを見せなくてはならない」というものでした。

 調査では、「自己開発努力」という能力における男女の違いに注目しました。自己開発努力とは、第三者に対しフィードバックを求め、そのフィードバックに基づいて自分を変えていくというものです。多くの人が、キャリアを始めたばかりの頃は自己開発努力に意欲満々で、周囲にフィードバックを求め、自己を向上させるために行動することが分かっています。しかし、時間が経つにつれ業務に必要な一定の能力を身につけるようになると、以前ほどにはフィードバックを求める人は少なくなります。

 こういった自己開発、自己鍛錬のための努力をする度合いを男女間で比較すると、40歳くらいまではほぼ同じ水準です。しかしそれ以降については、… 続きを読む

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