山・海、そして酒 ~記者コラム(第4回)

映画にスポーツに――躍進を見せる山形県の魅力

2014.09.06 Sat連載バックナンバー

不思議な「躍進」

 地方の自治体や商工会が、県の特産品PRなどで、ひところは観光キャンペーンガールとともに新聞社をよく訪れていたが、このところゆるキャラに様変わりしてきた。海外や東京などに打って出る、その熱心さには頭が下がる。例年だと、まもなく「さくらんぼ」の最高級品である佐藤錦を携えて山形県の宣伝隊が来る季節だ。

 山形県に仕事の関係で五年間、住んでいたことがある。人口、約120万の山形県。米沢藩を質素、倹約で立て直した上杉鷹山(ようざん)が県を象徴していると長く思っていた。「外へ打ち出す姿勢が薄く、自分のところで十分生きていける」という意識が強いのだろうか。

 ところが、十数年前から“躍進する不思議な現象”が起きている。なぜこんなに元気になってきたのだろう。過去、夏の甲子園でPL学園に歴史的大敗を喫するなど「スポーツ劣県」とまで揶揄(やゆ)され続けてきたが、2009年にはサッカーでモンテディオ山形がJ1に昇格(現在はJ2)。夏の甲子園では、2013年大会で日大山形高校が準決勝に進出、今年はそこまでの成績は残せなかったが、2勝して3回戦まで勝ち進んだ。気運は上昇している。… 続きを読む

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産経デジタル

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