新グローバル競争に挑む自動車業界(第2回)

新興国で事業モデル転換も 我慢続く中国自動車市場

2014.06.02 Mon連載バックナンバー

 中国市場を含む新興国市場は、世界の自動車メーカーがしのぎを削る激戦市場だ。買い換え需要がメーンの先進国市場と違い、初めて車を購入する中間所得層の増加に支えられ、急激に伸びているためだ。ただ、米国での金融引き締めの実施がさらに進むことによる景気の先行き不安がくすぶるうえ、競争激化を背景としたビジネスモデルの転換も始まっており、予断の許さない状況が続いている。

 新興国市場における日本勢は、大きくいえば、「合計シェアが8割を超える東南アジア諸国連合(ASEAN)での優位性を保ちながら、厳しい戦いを強いられる中国、インド、中南米市場をいかに攻略できるか」(証券アナリスト)というのが現状だ。

 

もはや旧世代モデルは通用しない

 ただ、優位とされる東南アジア市場においても、これまで投資回収が済んだ1世代前のプラットフォーム(車台)を使って低価格を実現し、収益を保っていたビジネスモデルが終わりを告げている。

 ホンダが日本で昨年9月に発売した世界戦略車「フィット」。2~3年で一気に世界展開する素早い戦略を描くが、これは危機感の表れにほかならない。… 続きを読む

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産経デジタル

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