変わった?変わらない?ミャンマーの今(第3回)

ミャンマー発展のカギ握る観光開発

2014.08.09 Sat連載バックナンバー

 ミャンマーの民政移管後、最も変わったことのひとつが、ホテルの値段だろう。ヤンゴンでは5年前、一泊50ドルだったホテルの同じ部屋が、今や250ドルなどという。一時は300ドルを超えていたため、政府が規制に乗り出したほどだ。

 しかし、新政権発足から3年、ひところの猫も杓子もミャンマーへという勢いも落ち着き、さらに新しいホテルもオープン、ミャンマーのホテル事情は改善されている。この1年ほどの間に、いわゆるB&B(朝食付の簡易ホテル)の普及に加え、しゃれた中規模のホテルも次々とオープンし、ヤンゴン市内でも一泊100ドルも出すと、バスタブ付の新しい部屋に泊まることができるようになった。

 

ネット環境改善でホテル集客増

 都市部でのインターネットの普及で、ホテルなど観光情報が検索できるようになったことも大きい。軍政下では、インターネット回線を自宅に引くのも容易ではなかった。ネットを使えるのも高級ホテルなどに限られ、メールはなぜかグーグル社の「gmail」しか使えなかった。もちろん、携帯電話など高嶺の花。携帯電話のSIMカードの値段は、民政移管直後も一枚20万円近かった。その後、通信政策の転換で劇的に値段が下がったために、携帯電話が爆発的に普及し、いまでは多くの人がスマートフォンを持っている。こうしたネット環境の改善が、これまでガイドブックに載らなかったようなホテルの集客にもつながった。

 ヤンゴン大学近くでB&Bを経営するミャンマー人医師は、父親から経営を引き継ぐと、ブロードバンド回線を引き、旅行情報サイトに掲載を依頼した。すると、… 続きを読む

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産経デジタル

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