変わった?変わらない?ミャンマーの今(第2回)

一気に進むミャンマーの交通インフラ整備

2014.08.06 Wed連載バックナンバー

 英国の植民地時代、ミャンマー全土には鉄道網が整備され、当時の首都ヤンゴンと全国の主要都市を結ぶ鉄路は約5,000kmに及んだ。2011年のテイン・セイン新政権発足後、急増した自動車による渋滞対策もあり、ヤンゴン市内を走る環状線の改修や周辺都市へ伸びる鉄道網の改修が進む。日本の支援で、ヤンゴン、ネピドー、マンダレーを結ぶ鉄道整備も計画中だ。さらに全国の主要都市を結ぶ航空路の整備も急がれている。

 「あと、何駅でヤンゴン中央駅に着きますか?」

 ヤンゴンの環状線の車内で、ミャンマー人の友人と話していると、旅行者らしい白人夫婦に話しかけられた。友人が「あと3駅です」と教えると、ほっとした表情で、「もう1時間以上乗っているんですが、駅名が読めなくて」と答えた。

 

鉄道乗客の表情に明るさ

 ヤンゴンの環状線は一周46km。東京の山手線(約35km)より広い。ただ、老朽化した車両が多く、線路の保守状況が悪いこともあって、一周するとおよそ3時間はかかる。ヤンゴン中央駅を除けば各駅に英語表示はほとんどなく、車内の路線図もミャンマー語だ。

 それでも、軍政当時に比べると、はるかにましだ。2009年に古都バガンからヤンゴンまで「寝台特急」に乗った。当時は外国人が自由に旅行することは難しかった。許可はとったとはいえ、ミャンマー人の同僚に、何人も刑事が乗っているよ、と言われ、ひどく緊張したものだった。

 列車の乗り心地もとても良いとはいえなかった。… 続きを読む

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産経デジタル

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