復活!変わる電機業界(第2回)

テレビよ、さらば プライド捨てる家電メーカー

2014.05.14 Wed連載バックナンバー

 テレビ市場を主戦場としてきた家電メーカー各社が、テレビ以外の分野に重心を置き始めた。ソニーはゲームと映画・音楽、金融の3分野を屋台骨とする一方、パナソニックは住宅や自動車関連分野に経営資源を集中。シャープは韓国サムスン電子などに液晶パネルを供給する「下請け」の道を選んだ。なりふり構わぬサバイバル競争にどんなゴールが待っているのかー。

 

再生の切り札はゲーム?

 「テレビ事業は会社を分けるが、経営は『ワン・ソニー』の精神でやっていくことにいささかも変わりはない」

 2月6日夕、JR品川駅近くのソニー本社ビル。平井一夫社長は緊急の記者会見を開き、パソコン事業からの撤退とテレビ事業の分社を発表した。

 ソニーのテレビ事業は2014年3月期に10期連続の営業赤字が確実となっている。高解像度の「4K」技術に対応したテレビで市場を先導しているものの、普及台数はまだ小さく、収益に大きく貢献してくるのはこれから。収益改善を加速化するため、テレビ事業の分社を決めた。

 これとは対照的に、威勢がいいのはゲーム事業だ。昨年11月に発売した据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」はすでに600万台超を販売。

 専用ボタンを一押しするだけで他の利用者と交流できる機能や携帯型ゲーム機「PS Vita(ヴィータ)」やスマートフォン(高機能携帯電話)との連携機能がゲーマーの心をつかんだ。… 続きを読む

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産経デジタル

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産経新聞グループ各媒体のウェブサイト運営、ポータルサイト・モバイル端末などへのニュースコンテンツなどの配信を手がけています。ウェブでも国内最大級のニュースサイト「MSN産経ニュース」などを運営する産経新聞グループの記者が「Bizコンパス」のために書き下ろした、ここでしか読めない記事です。

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