競争新次元 携帯電話の攻防(第2回)

スマホ料金高止まりで商機 SIMビジネス活況

2014.05.01 Thu連載バックナンバー

 スマートフォン(高機能携帯電話)向けの割安な高速データ通信サービスが、価格競争の激化とともに存在感を増している。NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)などサービス提供企業は相次いで4月からの料金値下げを決めており、利用者が大幅に増える可能性が出ている。高止まりが続くNTTドコモなど携帯電話大手の料金戦略にも影響を及ぼしそうだ。

「スマホの賢い選択」。

 家電量販店では、こんな言葉をうたい文句にしたスマホ向けの割安な高速データ通信サービスが目立ち始めている。昨年、1階にある携帯電話販売コーナーにSIMフリー端末などの売り場を設けたビックカメラ池袋本店(東京都豊島区)の担当者は、「最近足を止めてサービス内容などを確かめる客をよく見かけるようになった」と手応えを語る。販売の現場では盛り上がりを見せている。

 

SIMフリーで攻勢かけるMVNO勢

 スマホ向けの割安な高速データ通信サービスは、携帯電話事業者からネットワークを借りてサービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)が展開する。NTT ComやNECビッグローブ、インターネットイニシアティブ(IIJ)、日本通信などがMVNO大手として契約数を増やしている。通信量に制限を設けて効率的にネットワークを使い、料金の低廉化を実現。利用者は、顧客情報を登録した携帯電話用ICカード「SIMカード」を購入し、携帯電話事業者の制約がないSIMフリーのスマホやタブレット端末に差し込んで使う。

 総務省の調べでは契約数は… 続きを読む

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産経デジタル

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産経新聞グループ各媒体のウェブサイト運営、ポータルサイト・モバイル端末などへのニュースコンテンツなどの配信を手がけています。ウェブでも国内最大級のニュースサイト「MSN産経ニュース」などを運営する産経新聞グループの記者が「Bizコンパス」のために書き下ろした、ここでしか読めない記事です。

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