ゲーム最新事情(第3回)

人材獲得、周回遅れ…老舗ゲームメーカーも右往左往

2014.06.06 Fri連載バックナンバー

 スマートフォン向け広告事業のCyberZは、2013年のスマホゲーム市場規模は5,468億円で国内ゲーム市場全体の約5割に達すると発表した。これは国内家庭用ゲームソフト市場規模の2.2倍にもなる。家庭用ゲーム会社はこの現状にどのように対応しているのか。大手3社の取り組みを比較した。

 

「時代の半歩先を行く」

 いち早く変化に対応したのはセガ。スマホゲーム時代の到来を見越し、アプリに特化した新会社「セガネットワークス」を12年に立ち上げた。社長の里見治紀(はるき)氏は、セガが90年代にインターネットに接続できるゲーム機を他社にさきがけて販売しながらも撤退に追い込まれた事例を挙げ「時代の半歩先を行く」をモットーに掲げている。

 13年に生まれたヒット作「ぷよぷよ!!クエスト」は、人気のあるアーケード・家庭用ゲームシリーズの知名度を生かし、5月上旬に900万DLを突破した。スマホ向けゲームの専門家、高(たか)大輔氏を運営プロデューサーに据え、常に新しい遊びを提供できるスマホゲームのスピード感に合わせている。

 セガが幸運だったのは、高氏自身がこのゲームシリーズの大ファンだったということだ。学生時代に「ぷよぷよ」の全国大会に参加し、セガ社員から「社会人になったら入社を」と薦められたのが現実になったという。スマホゲームに精通しているのはもちろん、ファン心理を理解した人材が先導することで成功した「ぷよぷよ!!クエスト」。歴史のある老舗ゲーム会社だからこその成功例だといえるだろう。

 

満を持してドラクエ登場も…

 スクウェア・エニックスは国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」を1月に公開した。モンスターが活躍する番外編ではあるが、満を持してリリースされたシリーズ初のスマホ向け完全新作にファンは沸き立った。… 続きを読む

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産経デジタル

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