ゲーム最新事情(第2回)

未来をのぞく「Oculus」が日本で密かなブーム

2014.06.05 Thu連載バックナンバー

 3月、Facebookはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を製造・販売するOculus(オキュラス)VR社を買収すると発表した。

 大型買収を続けるFacebookだが、その対象はチャットアプリ「WhatsApp」や写真共有アプリの「Instagram」などのソフトウェア企業が中心だった。ハードウェアメーカーに関心を持つこと自体は意外だったが、Oculus社の密かな人気を考えれば納得できる。実はOculusブームは、既に日本のクリエイターの間でも話題になっているのだ。

 

仮想アイドルと握手?

 Oculus社の人気商品は3D表現に特化したHMD「Oculus Rift(オキュラスリフト)」。装着者の頭の動きを感知して360度のバーチャルリアリティ体験ができることに加え、HMDとして比較的安価な約3万円(最新モデルは約3万5,000円)で購入できることで人気を集めている。

 このHMDにいち早く目をつけ「とにかく遊べるソフトを作ろう」と開発に取り組んだのが、ネット上でGOROman(ゴロマン)と名乗る男性だ。彼は仮想アイドルの「初音ミク」と握手ができる不思議なマシン「Miku Miku Akushu」を作り上げた。

 外見はノートパソコンにHMDとロボットアームが接続されているだけだが、ひとたびHMDを装着すれば世界が変わる。目の前に広がる360度の仮想空間で初音ミクがこちらに向かって手を伸ばしており、ロボットアームを上下に振ると喜んで握手に応えるのだ。まるで本物のアイドルと握手しているような没入感に、体験者には感激して「ミクちゃん!」と両手で握手する男性もいたほどだ。

 さらに驚くことに… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

産経デジタル

産経デジタル

産経新聞グループ各媒体のウェブサイト運営、ポータルサイト・モバイル端末などへのニュースコンテンツなどの配信を手がけています。ウェブでも国内最大級のニュースサイト「MSN産経ニュース」などを運営する産経新聞グループの記者が「Bizコンパス」のために書き下ろした、ここでしか読めない記事です。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter