大リーグで戦う日本のサムライ(第7回)

田澤純一 不動のセットアッパーが名をあげる日

2014.04.21 Mon連載バックナンバー

 24連勝の世界記録をひっさげてニューヨーク・ヤンキース入りした田中将大投手(25)も、3年目のメジャーリーグを白星でスタートしたダルビッシュ有投手(27)も、まだ手にしていない栄誉を昨年、ボストン・レッドソックスでつかんだ日本人投手が2人いる。ひとりは試合を締めるクローザーとして活躍した上原浩司投手(39)。そしてもうひとりが中継ぎとしてシーズン71登板を果たした田澤純一投手(27)。日本のプロ野球を経ないでメジャーに飛び込んだ田澤の躍進は、知名度より実力を尊ぶスポーツの見方を世間に植え付けるきっかけになろうとしている。

 

不動のセットアッパー

 2014年のシーズン開幕を控えた4月1日、米国のオバマ大統領が執務するホワイトハウスを、昨シーズンのワールド・シリーズを制したレッドソックスが表敬訪問した。このニュースは日本でも報じられたが、上原がオバマ大統領と話した内容は伝えられても、田澤についてはあまり報じられなかった。

 ひとつにはネームバリューの違いある。日本では読売ジャイアンツで112勝をあげた大エースであり、レッドソックスでもクローザーとして優勝の瞬間をマウンドで迎えた上原と比べ、田澤の存在は目立つものではなかった。もっとも、登板数から分かるように、田澤がチームで果たした役割は、決して上原に負けてはいない。クローザーこそ上原に譲ったものの、上原につなぐセットアッパーとしてのポジションを与えられ、チームを勝利に導くお膳立てをした。… 続きを読む

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産経デジタル

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