こんな家に住むことに!現地不動産事情(第2回)

まるで毎日がホテル暮らし~バンコクの住環境

2015.10.26 Mon連載バックナンバー

 温暖で一年中半袖で過ごせるタイ・バンコク。都市機能は十分整っていながらも物価が安く、居住費もシンガポールなどに比べると割安。マンション内にジムやプールがついていたり、掃除サービスがあったりと、 毎日が贅沢なホテル暮らしのよう。あまりにも快適すぎて、 帰任が決まると駐在員の奥様方が「日本に帰りたくない!」と、口々に言い出すことも……。

 そんな悠々自適な生活が営めるバンコクの物件ってどんなもの? バンコクに暮らす日本人、三者三様のドラマを覗いてみよう。

 

日本人が不自由しないプロンポン周辺

「時々、日本にいるものだと錯覚しそうになります」

 駅前の居酒屋で焼鳥を食べながら、こう呟いたのは日系企業駐在員の山本さん(45歳)。単身赴任で愛知県からバンコクにきて1年と少し。妻子を日本に残しての一人暮らしもようやく慣れてきたそう。

 山本さんが住むプロンポンは、バンコクの日本人街ともいわれる。都心部サイアムから高架鉄道BTS(スカイトレイン)スクンビット線で5駅目、高層マンションとデパートが立ち並ぶエリアだ。

 このプロンポン及び隣のトンロー周辺は、「UFMフジスーパー」という日系スーパーを筆頭に日本食レストラン、居酒屋から、日本語が通じる病院、日本人子弟向けの学習塾、日本人スタイリストがいる美容院、はたまたカラオケに風俗店まで、日本人が求めるサービスがすべて揃っている。

 「休日はゴルフの練習に行ったり、マンガ喫茶で和んだり。日本にいるのと変わらない生活を送っています」と山本さん。実はバンコク近郊には日系自動車メーカーの生産拠点が多いことから、東海地方出身者をターゲットにしたお店も少なくない。「バンコクにいながらにして、手羽先みそカツといった東海グルメも味わえる。帰国しても感動が薄いのが悩みの種」と苦笑いした。

 日本人に便利なプロンポン~トンロー周辺のマンションの賃料は高額で、ファミリー向けの100~200平米の広さだと月… 続きを読む

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さとう 葉

さとう 葉

フリーランス・ライター&エディター

海外書き人クラブ所属。東京、インド、台湾を経て、現在タイ(バンコク)に在住。旅では分からない居住者ならではの視点から、様々なメディアに情報発信中。

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