現地の人とはどうやって仲良くなる?(第4回)

スポーツで友達の輪!~オーストラリアの友人作り

2016.02.09 Tue連載バックナンバー

”Chase!”(追え!)
“Hold!”(待て!)
“Don’t dive in!”(飛び込むな!)
”Well done!”(よくやった!)

 言葉だけを読むと愛犬の訓練中と思われるかもしれないが、私が声をかけているのは人間だ。では人間を訓練しているのかというとそうではなく、ただいまサッカーの試合中なのだ。

 右利きでもなければ、左利きでもない。かといってヘディングが得意なわけでもないが、口利きだけは立派。それが私に対するチームメイトたちの評だ。

 

たとえオジサンリーグでも運営だけはプロ並み!?

 立派な中年である私がオーストラリアでサッカーができる理由。それは年齢別のカテゴリーがつくられているからだ。運営するリーグによって「35歳以上」だけだったり、「30歳以上」と「40歳以上」と2つあったりするが、いずれにせよ20歳前後の若者としのぎを削るという暴挙に出なくても済む。

 私が所属しているのは、多少おなかのポッコリが目立つ40歳以上のチームだ。私だけでなく、チームメイトも「口だけ名選手」が揃っているのは言うまでもないだろう。

 言ってみれば下手の横好きのオジサン連中なのだが、リーグ運営はかなりしっかりしている。リーグには8~12チーム程度が所属。自分たちのホームグラウンド(とはいえ市から借り受けたものだが)を持ち、4月から8月のシーズン中、ほぼ毎週金曜日の夜に試合がある。運営面だけならオーストラリアのAリーグや日本のJリーグはおろか、イングランドのプレミアリーグにだって負けちゃいない。肝心の試合のほうは腹部に糖質をたっぷり備蓄しているはずなのに、ほとんどの選手が途中どころか試合開始からスタミナ切れを起こしているが。

 

いい歳こいても好きなスポーツができる喜び… 続きを読む

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君田 亜礼

君田 亜礼

海外書き人クラブ所属

慶應義塾大学卒。オーストラリア在住は15年を超える。自ら執筆する他、リライトの職人でもある。リライターとして参加した書籍は『値段から世界が見える! 日本よりこんなに安い国、高い国』(朝日新書)など多数。

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