英語は通じる?日本語は?(第2回)

通じるが文法は無視~マレーシアの英語の通じ具合

2015.12.13 Sun連載バックナンバー

 マレーシアの首都クアラルンプール。繁華街の一つ、ブキット・ビンタンは高級ブランドが入るモールやファッション・ビル、ファストフード店が並んでいます。東京でたとえれば「銀座+渋谷÷2」ような場所です。

 そこを観察すると、マレー系を中心として、中国系、インド系などさまざまなルーツの人々が行き交っているのに気づきます。書店やキオスクでも英語・マレー語・中国語などいろんな言語の雑誌・新聞が売られていて、この国の多民族性を物語っています。ちなみに人口比率はマレー系65%、中国系26%、インド系8%、その他となっています。

 上記のような状況が生み出されたのには歴史的背景があります。マレーシアに最初から住んでいたのはマレー系。その後、欧米列強の植民地下で安い労働力として中国人がやって来ました(彼らの一部は現地の人々と家族と持ち、プラナカンという独自のミックスした文化を生み出します)。また18世紀終わりから始まったイギリスの統治下で、同じイギリスの植民地のインドから移り住む人々が増加。このような形で現在の多民族社会が生まれたのです。

 1957年に独立するまでイギリス統治下のマレーシアの公立学校では、授業は英語で行われました。そのため年配の方に英語が流暢な方が多いのです。

 

「マングリッシュ」に慣れるコツとは?

 イギリス式の素晴らしい発音で英語を話す人がいる一方で、ブロークンなマレーなまりの英語を話す人々がいます。彼らの英語は「マ」レーシアのイ「ングリッシュ」という意味で「マングリッシュ」と呼ばれます。特徴としては以下の点が挙げられます。… 続きを読む

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梅本 昌男

梅本 昌男

海外在住ライター

海外書き人クラブ所属。タイを中心に東南アジア各地を飛び回り日本の出版社へ記事を送っている。観光からビジネス、エンタテインメント、超常現象まで“何でもお任せください”の『コンビニエンス・ライター』

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