ビジネスに役立つ全国お国柄辞典(第10回)

のんびりしっかり、でも浜松は別?「静岡県」の謎

2015.08.15 Sat連載バックナンバー

 狭いようで意外に広い日本。土地に根付いた県民性には興味深い違いがたくさん見つかります。お付き合いする中でNGとなることや、知っていると喜ばれることなども多々ありますから、各地域に対する理解がビジネスの成否を決めることも!

 本連載では「ビジネスに役立つ全国お国柄辞典」と題し、各都道府県における「知られざるルール」を紹介します。第10回は「静岡県」を取り上げます。

 

B級もA級も無敵の美食どころ静岡

 太平洋に面する温暖な県、静岡県の県庁所在地は静岡市。人口は約369万人で、東西155㎞と広大な同県には静岡市の他にウナギで有名な浜松市という政令指定都市があります。

 太平洋に面していて、年中温暖な静岡県は、農産物や海産物がとても豊富です。中でも温州ミカンの収穫量は2位の和歌山を大きく引き離すダントツの日本一。わさびの産出額も全国トップで、こちらは全国シェアの3/4を占める一大産地となっています。

 漁業ではキハダマグロやカツオの漁獲量が多く、いずれも日本一。浜名湖のウナギも有名ですが、ウナギの蒲焼き消費量はやはり全国最多です。

 美味しい食材が多い同県はB級グルメにも強く、富士宮焼きそばはB-1グランプリを2006、2007年と連覇。牛すじなどでとった濃厚なお出汁が特徴の静岡おでんも、2007年には3位入賞しています。さらには隠し球、浜松餃子なども控えており、まさにB級グルメが目白押しです。

 そんな静岡県人の食事に、お供として欠かせないのが緑茶です。緑茶の消費量はもちろん日本一。その一方、コーヒーや紅茶の消費量は47都道府県中、ほとんど最低水準ですから、寛ぎタイムはとりあえず「お茶」というのが定着しているようす。

 変わったところでは、緑茶をたっぷり入れた「しずおかコーラ」という清涼飲料水が県内では人気を博しています。コーラの甘みをお茶の渋みが引き締めるので、「後口がよい」と意外に高評価なので、訪れた際にはぜひトライしてみてください。

 

源頼朝、徳川家康、清水次郎長の豪華ラインナップ

 いろいろな地方の人が集まると、郷土の偉人が話題になることも。その点、静岡県が誇る3大偉人は、源頼朝、徳川家康清水次郎長という豪華布陣となっています。

 ただし偉人たちの事情を詳しく知ると、なにやら微妙な部分も……。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

仕事熱心で真面目、でもノリ悪い?鹿児島県の謎
谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter