ビジネスに役立つ全国お国柄辞典(第8回)

東がレッズで西ライオンズ?「埼玉県」の謎

2015.07.20 Mon連載バックナンバー

 狭いようで意外に広い日本。土地に根付いた県民性には興味深い違いがたくさん見つかります。お付き合いする中でNGとなることや、知っていると喜ばれることなども多々ありますから、各地域に対する理解がビジネスの成否を決めることも!

 本連載では「ビジネスに役立つ全国お国柄辞典」と題し、各都道府県における「知られざるルール」を紹介します。第8回は「埼玉県」を取り上げます。

 

ソウルフードは草加せんべいと十万石饅頭

 埼玉県は東京都の北部に位置し、県庁所在地はさいたま市。人口は約724万人(2015年2月1日時点)で日本第5位の多さです。快晴の日が日本一多いことで知られている同県は、子供を大切にする県としても知られています。

 埼玉の食で全国的に知名度が高いのは、やはり「草加せんべい」でしょう。もともと米どころだった草加で、余ったお米を保存するために作られ始めたものが、今では全国ブランドとなっており、お土産としても喜ばれます。

 一方、地元の人に親しまれているのが「十万石饅頭」。つくね芋を使った柔らかい皮と甘めの餡が特徴のまんじゅうですが、味に感動した版画家、棟方志功氏が色紙に「うまい、うますぎる」と評したのだとか。このフレーズを使用したテレビCMが人気を博したため、埼玉県では「うまい、うますぎる」というキャッチフレーズとともに抜群の知名度を誇ります。

 「煮ぼうとう」や「ゼリーフライ」といったB級グルメも、同県では愛好されています。小麦粉を練った幅広の麺を水から煮込んで野菜などの具を入れたのが「煮ぼうとう」。埼玉のものは名物の深谷ネギがたっぷり入っているのが特徴です。「ゼリーフライ」はおからのコロッケで、安価かつヘルシーなのが大人気です。

 また古くから同県で愛されている独特の食べ物に「塩あんびん」があります。あんが塩味の大福餅で、砂糖もしくは砂糖醤油をつけて食べるという変わり種です。

 

節句に遊園地も! 子供にお金を惜しまない

 埼玉県のお国柄として特徴的なのが、子供のためにお金をかけること。教育費はもちろん、習い事の費用や、遊園地の入場・乗り物代支出額も全国1位を誇ります。

 東京のベッドタウンなので子育て世代が多いせいとも思われますが、この慣習はどうやら古くからこの地に根付いているもののようです。たとえば… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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