ビジネスに役立つ全国お国柄辞典(第6回)

“東北の一部”ではない、むしろ関西?「新潟県」の謎

2015.06.19 Fri連載バックナンバー

 狭いようで意外に広い日本。土地に根付いた県民性には興味深い違いがたくさん見つかります。お付き合いする中でNGとなることや、知っていると喜ばれることなども多々ありますから、各地域に対する理解がビジネスの成否を決めることも!

 本連載では「ビジネスに役立つ全国お国柄辞典」と題し、各都道府県における「知られざるルール」を紹介します。第6回は「新潟県」を取り上げます。

 

新潟の味は個性強烈な“ひとひねり”アリ

 日本海に面した新潟県の県庁所在地は新潟市。人口は約231万人(2015年2月時点)です。

 なんといってもコシヒカリに代表されるお米が名産品ですが、お米を原材料とする清酒の製造も盛んです。

 こうした王道の味が美味しい新潟県ですが、料理についてはひとひねりするのが好きな県民性がうかがえます。その代表例が「イタリアン」。ソース焼きそばに濃厚なトマトソースやホワイトソースなどを載せたもので、名前とは裏腹にイタリアとの関係はほぼゼロです。いわゆるジャンクフードのひとつですが、はまるとやみつきになる味として知られています。地元では、東京からわざわざ新幹線に乗って食べに来る人がいる、との噂もあるほど。

 ひとひねり利いた麺料理ではこのほか、フノリ(海藻)を混ぜた蕎麦「へきそば」や、また同じく麺では小麦粉にさといもを混ぜ込んだ「さといも麺」もあります。

 寒い地方なら暖まるために食べる汁物も、新潟ではちょっと事情が違います。郷土料理として知られる「のっぺい汁」はさといもや鶏肉ゴボウなどを入れた汁物ですが、冷やして食べるのが普通という変わり種。

 さらには、鮭の干物を日本酒に浸して食べる干物「酒びたし」もあります。味については独自の工夫せずにいられないのが新潟県民と言えそうです。

 

かつては栄えた田中角栄元首相のお膝元

 新潟の偉人といえば、やはり一番に名前が挙がるのは上杉謙信でしょう。戦上手で知られた戦国武将は、武田信玄との熾烈なライバル関係もあり、今も全国的にファンの多い有名人です。

 一方、近年の偉人として挙げられるのが… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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