海外発!デキるビジネスマンになるためのコラム(第77回)

優秀なスタッフが会社を辞める7つの理由

2017.01.05 Thu連載バックナンバー

 ビジネスパーソンが会社を辞める理由は十人十色です。世界一周の旅に出るのかもしれませんし、ベンチャービジネスを始めるからかもしれません。しかし、そのきっかけや決め手として最も大きなものは、会社側の環境や条件でしょう。

 アメリカで行われているさまざまな調査や研究によれば、従業員が退職を言い出すきっかけとして、会社側に7つの要因があるようです。

元記事:「7 real reasons why your employees are quitting

 

1. そもそも給料が安い

 当然と思われるかもしれませんが、給料の問題は、退職の強い動機になります。

 ICEDR(管理職の能力開発及び研究のための国際コンソーシアム)が最近行った調査によれば、30歳前後での退職の主な理由の一つは、男女問わず「給料が安すぎる」ことでした。

 そして「もっと給料の良い仕事を見つけたから」という理由で退職する傾向は、30歳前後では、男性よりも女性の方が多いそうです。給料を理由として挙げる男性は56%であるのに対し、女性はなんと65%でした。

 

2. 学習やスキル向上のチャンスがない

 ICEDRが実施した同調査において、男性の退職理由の1位は、「十分な学習やスキル向上のチャンスがない」というものでした。調査における男性の65%が、これを退職の一因として挙げています。

 デロイト社が行なった最近の調査でも、同様の結果が出ています。今後2年以内に退職することを考えているミレニアル世代(2000年以降に成人した世代)のグループのうち、その71%がリーダーシップ・スキルが十分に向上していないことに不満を持っていました。その一方で、それ以前の世代のグループでは、こうした不満を持つ人の割合は54%とやや割合が少なくなります。

 

3. その会社で働く「意義」が感じられない

 「意義」とは、どこか曖昧でとらえどころのない言葉ですが、ここでは「社会に対して良い貢献ができる」ことを指します。

 デロイト社は調査にて、ミレニアル世代が考える「意義」と、その雇用者たちが考える「意義」にはギャップがあることを指摘しました。経営側が提示する「世界を変えるような仕事」と従業員が「心から望む仕事」との間には、大きな溝があるのです。

 その調査によれば、今の会社に今後5年以上留まるつもりだと考えるミレニアル世代のグループでは、会社の考える「意義」の感覚に88%が満足していましたが、2年以内の退職を考えているグループでは、63%しか満足していませんでした。

 デロイトの会長、デビッド・クルックシャンク氏によれば、企業が強みを活かして社会貢献を行う際、そのプロジェクトにミレニアル世代を参加させることにより、会社と従業員との間の「意義」のギャップを埋めることができるのではないか、とのことです。プロジェクトの例として、たとえばロンドンの企業では、地元の障害者学校の生徒のスキルアップ・プロジェクトに投資して、そうした生徒たちが仕事を得やすくなるよう支援する活動もしているそうです。

 

4. 「チームワーク」が多すぎる… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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