あなたの企業も狙われている?M&Aの功罪とは(第4回)

M&Aはどうやって実行するのか?そのプロセスを辿る

2015.12.01 Tue連載バックナンバー

 前回は、企業戦略としてM&Aを活用する方法について紹介してきました。今回は、実際にM&Aをする場合に必要な手続について解説していきます。

 

M&A全体のプロセス

 企業戦略のひとつとしてM&Aを実施しようと考えた場合に、次に何をしたらよいか迷われる方もいると思います。そこで、M&Aをする場合の全体のプロセスをここでご紹介します。M&Aにも種類があるので、厳密にはいろいろなパターンがありますが、今回は買収・合併の基本的な流れを見ていきます。プロセスとしては次のようになります。

(1)M&Aの計画
(2)ターゲットとなる企業を選定
(3)情報の収集と検討
(4)交渉・基本合意
(5)デュー・デリジェンスの実施
(6)契約の締結
(7)経営統合

 

(1)M&Aの計画

 M&Aを実施する場合、M&Aをする目的、買収対象企業の条件、買収に掛けられる予算を定める必要があります。その上でどのような手段を使って買収を行うのか決めていきます。友好的M&Aに限定するのか、場合によっては敵対的M&Aも辞さないのかによって、進め方も異なりますが、投資ファンドなどでない限り基本的には友好的M&Aを前提に計画を立てることになります。

 ここでの計画がしっかりしていないと後になって決断がブレることになるので、とても重要な作業になります。

 

(2)ターゲットとなる企業を選定… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

伊達 諒

伊達 諒

エコノミスト、コンサルタント

日本銀行で金融機関の経営分析、厚生労働省で政策の調査業務などを経て、現在に至る。金融、経済、経営、会計、税、行政と幅広い分野での執筆活動をしている。MBA、CFP、1級FP技能士の資格を保有。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter