海外駐在員の子育て事情(第3回)

“原則バス通学”の理由とは~インドネシアの子育て

2016.03.18 Fri連載バックナンバー

 このところ在住日本人が増え続けているインドネシア。首都ジャカルタは特に増加率が高く、南ジャカルタ地域には多くの日本人が住んでいます。親の赴任に帯同した子どもたちは、どんな生活を送っているのでしょうか。

 

好景気を背景に、日本人コミュニティも拡大中

 インドネシアの好景気を背景に、日系企業のインドネシア進出が増えています。2014年にはインドネシア全体で1766社の拠点があり、前年度に比べて22.8%増加しています(2014年10月1日現在。外務省海外在留邦人数調査統計 平成27年要約版(PDF)」)。

 企業の進出とともに在住者も増えていて、インドネシアに住む日本人は1万7,893人(同上)。このうち1万3,772人は在インドネシア日本国大使館管轄地域内ですから、大方はジャカルタを中心とする首都圏に住んでいると考えてよさそうです。同管内では小学生にあたる年代の子が1,104人、中学生が332人の合計1,436人(外務省「在留邦人(学齢期)子女数(PDF)」2015年4月現在)の日本人の子どもが暮らしています。

 

日本人の子の8割強が通う「ジャカルタ日本人学校」

 インドネシアはムスリムが人口の9割近くを占める国。宗教・習慣の異なる日本人の子どもは、ほとんどが現地校ではなく日本人学校かインターナショナル・スクール(以下、国際校)に通っています。

 ジャカルタ日本人学校はジャカルタ南西部のビンタロ地区にあります。現在1,200名を超える子どもが学んでいますが、このところ児童・生徒数が増えていることから、急遽特別教室を改修するなどしてクラス数を増やして受け入れています。

 日本人学校の敷地面積は7万9千平方メートル。広大な敷地の中に小・中学校の校舎、幼稚部の園舎、体育館やプール、テニスコートなどの設備があります。正面玄関には下足箱が並び、日本の小中学校と同じような外観ですが、違うのは… 続きを読む

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川崎 典子

川崎 典子

ライター

マレーシア・クアラルンプール在住。出版社、国際協力NGO勤務などを経て、現在、編集・ライター。「海外書き人クラブ」会員。1990年代に1年超の長旅をしたのがきっかけで「歩く旅」にめざめ、以後20年にわたって東南アジアとかかわっています。これまでの訪問国は、アジア地域を中心に20か国以上。歴史や文化を軸に、東南アジアの食や手工芸などについて寄稿しています。

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