歴史書店 三冊堂(第23回)

大乱闘! 歴史上の有名人たちが夢の共演

2015.04.26 Sun連載バックナンバー

 「夢の共演」。この言葉に惹かれる人はきっと多いはずです。テレビ番組でも、さまざまな趣向を凝らして、ドラマチックな共演を演出しようと頑張っています。

 1年前の話ですが、約32年間続いた昼の長寿番組『笑っていいとも』の最終回での「夢の共演」が大変話題になりました。最終回の「テレフォンショッキング」のゲストはビートたけし。さらに、その日の夜に放送された特別番組では、明石家さんまや爆笑問題、ウッチャンナンチャンといった大物お笑い芸人が勢揃いして視聴者を驚かせてくれました。また、業界通の間で不仲説が噂されていた、ダウンタウンととんねるずが揃って出演したことも、ネットニュースなどで話題になりました。

 また昨年10月には、日本で最も古い氏族のひとつである出雲国造家の千家国麿さんと、皇族の高円宮典子さんが結婚し、歴史好きの間で「夢の共演」として驚きをもって受けとられました。出雲国造家は、代々出雲大社の神職を担ってきた一族で、その出雲大社に祀られているオオクニヌシノミコトは、高天原(たかまがはら)からやってきた天皇家の祖先とされるニニギノミコトに地上の支配を譲り渡すという「国譲り神話」の主人公です。

 驚くことに、このように神話の時代から関係の深い両家ですが、実は出雲国造家と皇族との結婚は、神代以来といいますから、まさに「夢の共演」といっても過言ではないようです。

 さて、このようにいつの時代でも人々の心を揺さぶる「夢の共演」。もちろん、歴史を題材にした小説の世界にも、普通ではあり得ない共演で楽しませてくれる作品がいくつもあります。まず、山田風太郎の「忍法帖」シリーズの中でも最高傑作の呼び声の高い『魔界転生』。実際には戦うことのなかった、江戸時代初期の剣豪たちが死闘を繰り広げます。… 続きを読む

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かみゆ歴史編集部

かみゆ歴史編集部

歴史コンテンツメーカー

歴史関連の書籍や雑誌、デジタル媒体の編集制作を行う。ジャンルは日本史・世界史全般、アート、日本文化、宗教・神話、観光ガイドなど。おもな編集制作物に『日本の山城100名城』(洋泉社)、『一度は行きたい日本の美城』(学研)、『戦国合戦パノラマ図鑑』(ポプラ社)、『系図でたどる日本の名家・名門』(宝島社)、『大江戸今昔マップ』(KADOKAWA)、『国分寺を歩く』(イカロス出版)など多数。お城イベントプロジェクト「城フェス」の企画・運営、アプリ「戦国武将占い」の企画・開発なども行う。公式サイトはwww.camiyu.jp

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