海外発!デキるビジネスマンになるためのコラム(第23回)

オフィス内で増加中「捨てられない症候群」

2015.08.12 Wed連載バックナンバー

オフィスに浸透していく「捨てられない症候群」

 ここ何年か、メディアで取り上げられることの多い「捨てられない・片付けられない」症候群。日本と同様にアメリカでも話題になることが多く、アメリカではこのような人たちを「ホーダー(Hoarder、強迫性貯蔵症)」と呼びます。

 通常「ホーダー」は、物を整理する際に「後で必要になるかもしれない」という不安に襲われ、捨てることに恐怖を感じます。不要になった大量の物に埋もれたようなイメージで描写されることが多いですが、実際は、目に見える物だけが問題ではありません。彼らが大量の物の中に埋もれるのは、変化を恐れて逃げ場所を用意しておくからです。変化という重圧の下では、彼らはほとんど機能しなくなってしまうのです。

 これは、何も自宅に限って起ることではありません。オフィスでもホーダーはどんどん浸透していきます。しかも、捨てられないのは普通に考える「物」だけではありません。「会議」や「レポート作成」といった仕事のタスクも含まれます。ある人々が“快適”と考える手順や手続きなどが大量に増えることで、組織を生き埋めにしていくのです。

元記事:「Being A Minimalist At Work Can Make You Better At Your Job」/Business Insider

 もし、「ええ、私たちはいつもこの方法でやってきたんです」という言葉を聞いたら、大抵それは注意しなければならないサインです。会社が大規模なダウンサイジングを行うと、会社に残った者たちは、リストラされた者たちが負っていた責任や、新しい組織で不要になった手順の重みにあえいでいる、というようなこともよくある事例です。

 このような古い慣習は思い切って捨てることで、新しい物事を考えたり始めたりする余裕ができるものです。捨てるには勇気がいりますが、案外その影響は小さいのです。

 ここで私(元記事の執筆者である、実業家のMichelle Kerrigan氏)の経験談を話しましょう。私が、退職した取締役の後任に就任した時のことです。私は、彼が20年にわたって250名の管理職に対して配信していた大量のレポートを引き継ぎました。このレポートは、拷問かと思うほどの詳細が永遠に続くような長いもので、作成するのにゆうに1日はかかりました。

 しかしその時、会社は急拡大していました。新しい目標に向け、さまざまな意味で空き時間を確保するため、できるだけ多くのタスクを捨てていく必要がありました。

 そこである日、私はレポートを送るのを止めてみました。結果は… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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