海外発!デキるビジネスマンになるためのコラム(第48回)

なぜドイツ人は短い時間で生産的な仕事をするのか

2016.01.10 Sun連載バックナンバー

 2013年度の世界自動車シェアは、トヨタが12.9%、フォルクスワーゲン12.5%となっています。日本人もドイツ人も仕事にはまじめで、国の産業としても金属加工や自動車産業に力を入れており、よく似ています。

 しかし、アメリカ人から見たドイツ人労働者の姿は、日本とドイツが大きく異なっていることが確認できます。いったいどういった点が異なるのでしょうか。

元記事「Why Germans Work Fewer Hours But Are More Productive/BUSINESS INSIDER」

 

欧州経済の中心でありながら、労働時間は短く有休取得率も高い

 多くのアメリカ人は、ドイツ人というと大東亜戦争時の軍人やヒトラーをイメージするようです。しかし、彼らの多くは、ドイツがヨーロッパ産業の根幹を担っており、アジア新興国を対象に輸出している製品の生産を牽引する存在であることに気づいていません。

 EU経済のキーポイントであるドイツは、2012年のユーロ危機を他国からの支援なしに耐え抜きました。そんな中でも、ドイツの労働者は他国に類を見ないくらいの労働者擁護を受け、また彼らの労働時間は世界主要国と比較して短いといいます。週の平均勤務時間は35時間、そして年24日の有給休暇取得です。

 どうしてドイツは、そこまで高い生産性を保つことができるのでしょうか。

 

仕事中にFacebookを見ない

 ドイツの文化では、労働者が働く時、自分の仕事以外の他の仕事をするべきではないとされています。Facebookを見たり関係業者との雑談で時間をつぶしたり、上司が来たのを見て報告書を作成しているふりをするなどという行為は、ドイツの社会では認められていません。

 もちろんアメリカでもそうした行動はマネージャーからお叱りを受けますが、ドイツでは同僚同士の他愛もない行動であってもゼロ容認(いかなる違反も許さない)なのです。BBCのドキュメンタリー番組「Make Me A German」では、若いドイツ人女性がイギリスの労働環境からカルチャー・ショックを受けたことが紹介されています。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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