ビットコインの行方(第1回)

普及か消滅か、ビットコインが超えるべきハードル

2014.03.31 Mon連載バックナンバー

 インターネット上の仮想通貨ビットコインの取引所「マウントゴックス」(東京都渋谷区)が経営破綻し、1カ月あまり。取引の信用不安が世界に広がるかと思いきや、破綻後も相場は1ビットコイン(BTC)=500~600ドル台と落ち着いた値動きを示す。法規制のない無国籍通貨に否定的な声もある一方、低コストで瞬時に資産を海外に移す手段として、自国通貨に信用がおけない人のよりどころになっており、世界的なニーズは依然として根強い。

 

送金と手数料の不便解消が魅力

 ビットコインは2009年頃に「ナカモト・サトシ」と名乗る正体不明の人物の暗号論文を基に開発された。ネット上の私設取引所でドルなどの通貨と交換するか、マイニング(採掘)と呼ばれる難解な数式を解いた報奨として得られる。価格は需給のみで決まり、株や通貨と同様、取引所での売買によって常に変動する。最大の特徴は中央銀行や企業といった信用を裏付けする機関が存在しない無国籍通貨であることだ。

 では、発行者や管理者なしでどのように成立しているのか――。… 続きを読む

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産経デジタル

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産経新聞グループ各媒体のウェブサイト運営、ポータルサイト・モバイル端末などへのニュースコンテンツなどの配信を手がけています。ウェブでも国内最大級のニュースサイト「MSN産経ニュース」などを運営する産経新聞グループの記者が「Bizコンパス」のために書き下ろした、ここでしか読めない記事です。

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